読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第一回2016年読売ジャイアンツのドラフト指名予想  育成指名編

 さて、今回は育成指名で取るべき選手を予想。ちなみに育成指名に関してはコメントや視察情報が出ていない選手についても候補に加えます。

 

 まず育成で取られる選手とはどのような選手か。大きく分けて2種類に分けられます

 ①即戦力とは程遠いが、身長195センチの高身長、たいした変化球はないが155キロを投げられる超パワー投手など、潜在的な素質を持つ選手

 ②実績がないが、2~3年たてばある程度戦力として見込める可能性がある選手

 

 この中で巨人がとるべき選手のタイプは①となります。今巨人にいる若手の多くが小粒な中距離タイプや1.5軍タイプの選手たち。化けるスケールが期待できない選手が大半です。その中で実績こそないものの、化ければ1軍クラスになるスケールを持った選手を取る必要があります。

 

【育成1位指名候補①】中部学院大 床田寛樹投手

 

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 身長182センチと腕の長さが特徴の長身タイプの左腕投手。最速145キロのストレートとカーブを武器とする本格派左腕。「力感はないのに球は走っているから、打者は差し込まれていた。このまま順調にいけば、ドラフト対象になってくる」と中日・清水スカウト。広島・松本スカウトも「柔らかく、前でボールを放っていた。切れもいい。十分、ドラフト候補になる」とコメントを残しており、プロからも注目されている。

 しかし実績が少ないことから上位指名の可能性は低く、地元枠として中日が下位指名をしなかった場合、育成として指名できる可能性がでる。本人もプロを意識しているとの発言をしており、化ければ左腕ローテや勝ちパターン中継ぎとして起用が期待できる。

 

 

【育成1位指名候補②】東北福祉大 浅沼佑亮選手

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 182センチからの力強いスイングで長打を誇る左の外野手。通算打率は3割を超えており、小兵タイプが多い今年のドラフト外野手では貴重な長打タイプのバッターとなります。しかし地方大ということでどうしても実績が少なく、また足も普通程度であり守備力や肩についても大きな評価がないため、下位指名もしきは育成指名が濃厚な選手です。

 【育成2位指名候補】日本大学 弓削 隼人選手

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 身長192センチという高身長を誇り、140台のストレートとスライダーを武器とする大型左腕。大学では主に中継ぎを任されている。

 実績が少なく、また球速も最速144キロと決して早いタイプではなく、四死球率平均6と制球も普通であり、制球変化球の種類も少ないため即戦力は言いがたい。

 しかしその素材の高さと、巨人の中継ぎ左腕の不足事情を踏まえると指名しておきたい人材である。

 

 

育成ドラフト3位指名候補】東海大甲府高 松岡隼祐選手

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プロ注目の強打者 が、力を発揮した。東海大翔洋戦に「4番・三塁」で出 場し迎えたこの日の初打席。1回2死三塁から右翼線際に先制適時打を放つと、3回には中前打で出塁し二盗を決め、さらに6回無死満塁の好機で走者一掃の中 越え適時打。3安打5打点に松岡は「打点をあげられたのがうれしい」と顔をほころばせた。

 180センチ、85キロの恵まれた体格を生かし た力強い打撃で、 昨夏の甲子園では2年生ながら5番を任された。秋の公式戦では全8試合に出場、打率5割を記録したが、打点は9。1番・萩原杏磨左翼手 (3年)の13打点に届かなかった。「走者を返すのが4番の仕事。走者のいる場面で打席に立つことが多いので、センバツでも得点につながる一本を打ちた い」と明かす。

 180センチのサードを守る強肩パワー型選手。恵体で強肩とパワーを誇るが、守備範囲が狭く、足も遅い。そのため守備で大きく評価を下げており、下位指名もしくは育成指名が濃厚な選手である

  巨人では岡本選手がサードのパワー型選手の候補ではあるが、現在の巨人の若手内野陣は岡本選手を除くと中距離型の小兵タイプが多く、また期待できる代打も いない。そのため将来的に岡本選手と争う内野長距離バッターもしくは、強肩を生かしレフトへのコンバートや代打の切り札として期待したい

 

 

育成ドラフト4位指名候補】津田学園高 濱田大輔選手

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 182センチで俊足を誇る中堅手。打撃は中距離ヒッターで1・2番タイプであり、巨人でいえば松本選手のような存在です。

 小兵タイプで若手でも重信、立岡選手などタイプが被る選手が見受けられますが、現在の巨人では安定したセンター守備をこなせる選手が若手とはいえなくなった松本選手くらいしかなく、また安定した2番タイプの選手もなかなか定着していません。

 そのため将来の2番兼センター候補として獲得したい存在です。

 

 【育成ドラフト5位指名候補】 獨協大 龍谷

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  186センチを誇るパワー型左腕。3部リーグでは先発を任され防御率は3点台と好調。振り下ろすストレートとカーブを武器とする。

  一方でコントロールに課題があり、また高校・大学の3部リーグで実績も少ないという問題もあり、支配下指名の可能性は非常に低い。しかしその長身やパワーは捨てがたいものがあり、育成で化けることを期待したい

 

 

 以上育成ドラフト指名候補でした。育成指名となるとなかなか情報がないためまさかの3日近くかかりました。