読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

巨人の育成選手事情について

 

 

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  前に残り1枠の支配下は田原・大竹・田中選手の何れかと予想していましたが、結果は支配下なし。多くの巨人ファンが今年のGMは無能の塊と揶揄しました(即戦力といってとってきた外国人投手は3軍で10失点の大炎上)

 しかし実のところ、現在の巨人の背番号0~99の中で空いている番号というのは、松井選手の55番、原元監督の88番、そして野球賭博でクビになった3人の番号だけということがわかりました。つまるところ、渡せる背番号がないということです。

 いや、巨人が永久欠番が多すぎるというのも原因の一つなんですが・・・

 そこで今回は、来年以降のドラフト戦略にも影響する巨人の育成選手状況を投手・野手別に見ていきたいと思います

 

 

 【先発投手】

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 まず現在の巨人2軍のローテというのは 江柄子・長谷川・田原ソリマン・小山(現在は中継ぎ)選手がローテとなっており、残りを3軍から上がった中川・平良選手が争っている状況です。その中でも田原・ソリマン投手は育成選手となっています。

 ソリマン投手は投球回16回防御率4.50とまだまだ実績不十分であり時間がかかることが予想されます。田原選手は来年以降支配下契約が期待される左腕先発となっています。

 残りの育成選手については、3軍でも規定登板数を投げている選手は少なく、田原選手以外で結果を残している育成先発はいないのが現状です。

 

 

【中継ぎ選手】

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 一方中継ぎについては速球派の育成選手が揃い始めています。150キロ中盤を連発するリリーフの田中太一選手、先日3軍から2軍に昇格し最速149キロを武器とする右腕成瀬選手、同じく3軍から昇格し最速151キロを武器とする新リリーフ、篠原選手の3人です。入れ替わりとして大竹選手は調子を落として3軍に落ちており、支配下候補からは遠ざかっています。

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 左腕中継ぎに関しては、橋本選手を高卒育成で取りましたが現状は130キロ台と戦力とはいいがたいものであり頼りない状態です。そのため今年のドラフトでの育成補強ポイントは先発・左腕中継ぎとなっています。

 

【野手】

 野手の育成選手については、非常に心もとないというのが現状です。現在2軍で起用されている育成野手は内野手の坂口・増田・高橋洸選手と捕手の田中貴也選手の4人のみ。外野手は0人という事態です。育成外野手については何れも3軍でも打率3割越えがおらず、補強ポイントの一つとなっています。

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 2軍で起用されている4人については、坂口選手は打率3割と光るものを見せていますが守備能力が低く、ファースト・サード専ということもあり1軍起用が難しくなっています。また増田選手は守備能力と打撃の粘りが特徴ですが、打率.253に対し長打率.291と単打が多く、打撃が心もとないものとなっています。高橋選手は鈴木選手に弟子入りしており俊足で結果を残していますが、打撃自体は2軍で0安打。

 田中選手は先日3軍から昇格したばかりで2軍での試合数自体が少なく、今後の活躍が期待されます。

 育成選手全体で打撃が光る大型野手が少なく、補強ポイントの一つとなっています。