読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第2回2016年読売ジャイアンツドラフト指名予想【4~8位】

 

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  前回の記事では1~3位までを予想。今回は4~8位を予想したいと思います。うーん、4~6位、7~8位で分けたがよかっただろうか。

 

【4位指名予想①】才木 浩人選手 須磨翔風高校 投手

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前回と変わらず4位指名候補としてあがった才木選手。187センチの長身と最速148キロのストレートとスライダーを武器とする素材型投手。シーズンを通して投げる体力不足や体の細さなど、戦力となるには時間がかかる選手ですが、先発右腕にも若手が少ない巨人にとっては獲得候補の一人となります。

 

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【4位指名予想②】床田 寛樹選手 中部学院大 投手

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 まさかの前回では育成1位予想だった選手が4位にまで上がりました。その理由は以下の2つとなります。

①ポスト山口候補獲得の急務。戸根・公文2人は変則Pであり乾選手は敗戦処理クラス。左の中継ぎの補強は優先課題の一つ

②8月の試合で好投。左の先発・中継ぎはどの球団にとっては補強箇所であり、特に今年は即戦力左腕が不作のため左の需要が高まっている

先発とするならもう一つ変化球が欲しいところですが、中継ぎであれば即戦力クラスといったところです。

 

【5位指名候補①】森山 恵祐選手 専修大学 外野手

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前回から順位を一つ落とし5位での指名候補となりました。現在の巨人にとって強打の外野手は優先箇所の一つですが、ミートに課題を持っている点は以前解消されておらず、即戦力外野手とはいえないため、順位が一つ落ちています。

【5位指名候補②】中尾 輝選手 名古屋経済大学 投手

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前回より順位を一つあげて5位指名。180センチの長身から最速151キロのストレートとスライダーを武器とする大卒左腕。9月の登板で9回1失点の好投でスカウトの評価が上昇しており、また夏場の筋力トレーニングで常時140キロが出るようになったと語っており、順位が一つ上がっています。

【6位指名候補①】土肥 星也選手 大阪ガス 投手

 

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前回の予想から大きく順位を落とし6位指名候補となりました。同じ左腕の床田選手に比べるとその評価は下だと考えています。理由としては変化球の球種が少ないことや、実績が少ないため即戦力として評価しづらいこと。また床田選手は先発として結果を残しているが、土肥選手は中継ぎがメインであるため順位が落ちています。

しかし185センチの長身と最速147キロの直球を投げるその素材は巨人にとって欲しい選手であり、ポスト山口候補として期待したい選手となります

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 【6位指名候補②】松尾 大河選手  秀岳館高校 ショート

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 甲子園、U-18で評価を上げた俊足守備型のショート。U-18ではサードをこなし、U-18では1番として打率4割を残すなど高いミート力も備えています。

 現在の巨人は1・2番の固定に苦悩しており、また内野手も固定できている若手が少ない今、安定した守備能力と理想的な1・2番バッター能力を保有する松尾選手はぜひ獲得しておきたい存在です。

【7位指名候補①】坂倉 将吾選手 日大三高校 捕手

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 2016年の高卒捕手の代表格は九鬼・古賀の二名ですが、九鬼選手は捕手としての能力に課題が多く、野手としては評価するが捕手としてはどうかさえ言われており、一方で古賀選手は強肩を誇るが打撃に課題があり小林選手とタイプがかぶるため、どちらも今の巨人が欲しいかといわれると微妙なところです。

 しかし小林選手も27歳と中堅であり、若手捕手の育成は現在の巨人の課題の一つ。その中でこの坂倉選手はリストの柔らかさとバッテイング技術が評価され、送球精度も評価の一つとなっています。若手の打撃型捕手として期待したいところです

 ただ捕手の獲得は現在の巨人の再優先課題とは言い難く、この順位まで残っていれば、というものとなっています。

【7位指名候補②】西田 光汰選手 大体大浪商高校 投手

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 180センチの長身と最速147キロのストレート、スライダーを武器とし他にもカーブとフォークを武器とする先発右腕。しかし制球に課題を持っており、ストレートは常時130キロとまだまだ戦力になるには時間がかかることが予想されます。

 今の巨人は右腕ローテーション再構築が課題の一つであり、先発候補の獲得のためにもとっておきたい選手となります。それに加え現在2・3軍の先発ローテーションは今村・平良・江柄子・中川・長谷川・與那原・田原啓・ソリマン・桜井選手とかなりぎりぎりの状況。このうち2人以上1軍に上がると2軍の先発の駒が足らなくなるため、中継ぎが先発をする試合もありました。そのため2・3軍の先発ローテも再編し、各選手が本来のポジションで投げられるようにしなければなりません。

 

 【8位指名候補①】平内龍太 神戸国際大付  投手

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185センチの長身と最速146キロのストレート、スライダーを武器とする先発右腕。しかし怪我の影響が実績が少ないことや7回に大崩れし5失点するなどスタミナ不足であるため戦力となるには非常に時間がかかる選手となる。現在の状態では先発よりも中継ぎ向きの選手ではあるが、半年で最速を7キロ増やしている成長性を評価し獲得しておきたい選手である

 

【8位指名予想②】田城 飛翔選手 八戸学院光星高校 ライト

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 通算11発と少し物足りなさは感じるが、3番で甲子園打率4割越えの成績を残し巨人スカウトの目にとまった外野手。現在の巨人は外野の高齢化が目立ち、長打の打てる外野手の若手獲得は急務となります。しかし右打ち左投げの飽和気味の外野手であることから指名順位は低く、注目度も高くないことからこの順位となりました。

 

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  はい、これで8位までの指名が終わり、次回は育成指名となります。

そして早めではありますが、10月の初旬に第3回(最終)指名予想をしたいと考えています。ただその際は条件をプロ志望を出している選手のみ(現在は進路未定の選手も入れているため)に絞り、支配下選手についても視察・コメントがない選手を加えます。実は下位指名については視察・コメントが一切無い選手も指名されているんですね。さっき過去のドラフト一覧確認してたら気づきました