読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

読売ジャイアンツ2017年の1軍先発ローテと中継ぎについて

 16年ドラフトが終了し戦力外発表も終了。即戦力投手と素材型投手を中心に指名しました。1軍ローテについては大体予想はつきますが、2・3軍ローテについて触れる記事というのは少ないと思います。しかし巨人の若返りのためにどの選手をどのポジションで育てていくかというのは重要であり、そこで1・2・3軍の先発と中継ぎについて考えていきたいと思います。

 

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  まずは一軍確定選手について。確定しているのは菅野ーマイコラスー内海ー田口ー大竹選手です。残り枠を争うことになるのが高木ー吉川ー今村ー桜井ー杉内選手。そして今年入団した畠選手と谷岡選手が争う形になります。場合によっては新加入の外国人投手もここに入る形となります。ポレダ選手は今後は未定とされており、今季の内容を考えれば減俸を飲むか自由契約となる可能性が大となっています。

 このあたりのローテ候補については紅白戦とオープン戦で順次試しながら、場合によっては開幕後も6番手を固定せず各選手を試しながらとなります。内海選手と大竹選手が来年も今年のような結果を残せるかどうかが微妙であり、マイコラス選手も夏まで登板がなかったことを考えると、早めに戦力を試す必要があります。

 【1軍左腕中継ぎについて】

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  次に1軍中継ぎについて。左腕は戸根・山口・乾・池田選手の4人しかおりません。この中で乾選手は2軍登板のほうが多く、成績も32回34死四球と見事なノーコン状態。紅白・オープン戦でよほどの成績を残せなければ2軍でしょう。ただ池田選手も左打者に対し甘いコースへ入る場面が多々あり、ワンポイント起用で、即勝ちパターンは難しい選手です。


2016/7/16ヤマハ 池田駿 都市対抗 対JFE東日本 2016年ドラフト候補

 【1軍右腕中継ぎについて】

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 右腕中継ぎについては確定がマシソンー澤村選手。宮国選手は一時勝ちパターンでしたが、コンディション不良で2軍降格後はぱっとしない成績でした。

 田原選手も右打者の被打率.246に対し左被打率.338と右のワンポイント。西村選手も手術の影響か、かつての150キロを超えるストレートは見る影もなく、勝ちパターン起用は難しくなっており、右腕中継ぎも層が薄くなっています。2軍でリリーフをつとめる小山選手と評価をあげている育成・篠原選手は紅白戦の結果次第といったところです。これだけ層が薄いと元々中継ぎであった高木選手もしくは谷岡選手。そして桜井選手の何れかを中継ぎに回すかもしれません。

 次回は2軍・3軍の先発・中継ぎ編となります。