読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2016年ドラフト指名選手の巨人における展望と起用  畠 世周 ドラフト2位 大卒投手

 

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巨人のドラフト2位・畠世周(せいしゅう)投手(22)=近大=が15日、大阪市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金7000万円、年俸1200万円。背番号は未定。広島を今季限りで引退した黒田に憧れる右腕は「『畠選手のようになりたい』と言われる選手になりたい」と球界を代表する投手を目指す。

 最近の愛読書は黒田の著書「決めて断つ」。父・英彰さん(50)が勧めてくれた。自身のストレートは荒れる部分もあったが、「きれいな直球を投げられないことは悪いことじゃない」という一節に感銘を受け「プラス思考でできるようになった」と開き直れた。

 9月には右肘の遊離軟骨による痛みを発症し、現在はノースロー調整。手術は未定だが、走り込んで体作りの真っ最中だ。「抜いて100本より全力で50本。今もっている自分の力を、妥協しないことを大切にしている」と練習への姿勢も、黒田に影響を受けた。

【巨人】ドラ2畠「黒田になる」球界代表する投手へ : スポーツ報知

 

 

【畠選手の起用方針】

 11月のメディカルチエックにて問題なしとのことで、遊離軟骨手術はしないことに決めたそうです。不安だな

 畠選手は即戦力先発として獲得。1位で佐々木選手を獲得できなかったことが2位の即戦力投手獲得に切り替えられました。

 畠選手の武器は最速152キロのストレートとチェンジアップ。他にスライダー・カーブを投げます。先発としては後一つ変化球が欲しいところですが、中継ぎとしてならば即戦力が期待できます。

 現在の巨人は先発もそうですが、中継ぎも薄くなっている中で宮国選手の先発再転向も示唆されており、3位指名の谷岡選手もしくは畠選手をリリーフに回す可能性があります。

 【スタメンへの課題】

 課題の一つは変化球の少なさ。投げ下ろすフォームであるためフォーク・ツーシームか縦のスライダーがあれば大きな武器となります。現在はチェンジアップ以外が横の変化球しかないため、縦の変化球があれば投球の幅が広がり、先発として戦いやすくなります。

 また肘のネズミも懸念の一つ。縦の変化球は肘への負担が大きいため、先発として活躍するには縦の変化球は不可欠。しかしネズミを残す中での肘に負担がかかる縦の変化球はどれだけ投げられるかになります。