読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

巨人育成選手の特徴と課題  矢島 陽平選手 右腕投手

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【矢島選手の特徴】

 15年ドラフトで育成7位指名を受けて入団。武蔵HB時代から中継ぎとして登板。独立リーグでは通算防御率2.79、指名年の15年は1.16と結果を残しています。

 武器としては制球力と最速147キロのストレートとカットボール・スライダーとなります。フォームもたたみ気味のオーバースローと特徴的なフォームとなっています。

 そんな矢島選手ですが、16年は3軍登板が大半でした。3軍の成績は以下のようになっています。

 1勝1敗11S

 投球回:35回1/3

 防御率:1.53

 奪三振率:6.11

 WHIP:0.76

  3軍ではなかなかの成績となっています。一方で2軍成績については以下のようになっています。

 0勝0敗0S

 投球回:8回

 防御率:7.88

 奪三振率:3.38

 WHIP:1.88

 やはり2軍の壁は厚いようで、一気に成績が悪化しています。

 

 【支配下への課題】

 一番は変化球の少なさ、スライダー・カットボールと横の変化球しか無いため投球の幅がなく、8回で15被安打1HRを浴びています。死四球は0のため四球でランナーを貯めたことよりも、投球の幅の狭さで狙い打ちされていることがわかります。

 来年で27歳と中堅に入っており、来年も3軍が大半となれば戦力外候補の一人となります。とにかく来年は2軍で防御率1点台を勝ち取ること。そのためには縦の変化球を増やすことが求められています。