読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2016年ドラフト指名選手の巨人における展望と起用  谷岡竜平 ドラフト3位 社会人投手

 

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最速150キロ右腕の社会人野球・東芝の谷岡竜平(たっぺい)投手(20)は巨人から3位指名を受け、「小さい頃から憧れの巨人軍に指名して頂いて光栄です」とあいさつ。指名は神奈川・横浜市内の同野球部の寮で同僚らとテレビ中継を見て知り、「みんなから『おめでとう』と優しく言ってもらい、ハイタッチをかわしました」と喜びを語った。

 直球だけでなく、キレのある変化球も武器とする右腕は「直球とフォーク、スライダーでカウントが取れて、空振りも取れるのが持ち味です」と自信。念願のプロ入りを果たし、「1日1日を大切にして、巨人軍や日本球界の投手を見て、肌で感じて吸収していきたいです」と前を向いた、

 

【谷岡選手の紹介】

 最速150キロのストレートとフォークを武器とする高卒社会人投手。社会人1年目は主に救援として登板し、2年目から先発として起用されるようになった。

 綿密なコントロールで外角ぎりぎりを攻めるタイプというよりは、ストレートのパワーとフォークや縦スラの高さで空振りをとっていくタイプのピッチャーと思われる。

 パワータイプであるため先発でなく中継ぎとしても機用できる。一方で握力を消耗するフォークを決め球とするため、先発としては5回以降のスタミナに不安が残る。

 高卒3年目で来年21歳と育成と即戦力の両面からの指名であり、表ローテをいきなり埋めるのは難しいと思われる。

 【1軍スタメンへの課題】

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 決め球はスライダーとフォークであるため、抜けた場合に痛打されやすい球となる。そのため調子の良し悪しでその日の登板内容に大きく波がある選手であるため、調子が悪いなりに試合をまとめられるかどうかが課題となる。タイプとしては巨人の小山選手に近いところがあり、同じようにフォークとストレートを決め球とするが、フォークが武器であるためその日の調子で内容に波が出てしまう選手である。

 出来ればフォークを決め球として、カウントを取れる負担の少ない変化球が欲しいところである