読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

14年育成ドラフト1位 篠原選手が支配下決定! 篠原選手以降の支配下候補を振り返る 

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 巨人の育成右腕・篠原慎平投手(26)が支配下登録されることが16日、決まった。今季イースタンリーグでは開幕から9試合に登板し、0勝0敗1セーブ、防御率0・00。1軍の中継ぎの救世主として期待され

昨季のイースタン公式戦で16登板、2勝0敗1セーブ、防御率は1・71。昨秋は力みないフォーム作りに取り組み、昨年11、12月の台湾ウィンターリーグで13イニングで20奪三振を記録し、奪三振王に輝いた。今季オープン戦には2試合に登板し、2回2安打無失点とした。

 ◆篠原 慎平(しのはら・しんぺい)1990年6月13日、愛媛・四国中央市生まれ。26歳。川之江高を中退し、今治精華通信制課程松山校を経て、08年に独立リーグ・四国IL愛媛入り。13年から同・香川でプレー。14年育成ドラフト1位で巨人に入団。186センチ、97キロ。右投左打。

 

 ついに篠原選手が支配化登録決定。14~15年は2軍でも登板機会がなく「なんで1位でとったの?」と言われていた選手でしたが、16年の3軍創設とともに力をつけ8月には2軍で守護神を勤めるようになり、ウインターリーグで評価を大きく上げオープン戦での登板も踏まえて戦力になると考えられたのでしょう。背番号は92番だそうです。

 

 【今後の篠原選手の起用方針】

 現在1軍の中継ぎは

 左:乾・山口・森福・池田

 右:マシソン・カミネロ・高木・宮国

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 谷岡選手が相次ぐ炎上で2軍落ちし、去年守護神だった澤村選手も違和感で復帰未定、左も戸根選手は調子が上がらず2軍でのお試し先発も炎上しています。今季先発調整していた高木・宮国選手を急遽中継ぎ起用しなければならない状態であるため、中継ぎの補強は急務となっており、そこで評価をあげていた篠原選手が支配下となりました。

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 先発も田口選手が制球が悪く球数が増えており不調、内海・吉川選手も炎上しており先発ローテも安定していません。そのため宮国・高木選手を先発に戻し先発ローテを補強する一方で、空いた右の中継ぎを篠原選手がつとめるといったことになるかもしれません。

 

 本来であれば1軍経験のない選手の当初の起用法は負け試合でロングリリーフなどをつとめ結果を出し、そこから勝ちパターンへと上がっていくものですが、篠原選手は1~2イニング登板が多くロングリリーフ経験が非常に少ない選手となります。16年での2軍登板実績も16試合21イニングであるため、やはりロングリリーフが少ないことがわかります。そのためロングリリーフは高木・宮国選手どちらかがつとめ、山口・乾選手がつとめる6回以降のイニング消化が当初の起用になると思われます。

 【今後の支配下候補選手】

 

 投手に関してはすぐに支配下候補に挙がる選手は残念ながらおりません。去年首脳陣から評価を上げた育成選手として成瀬・坂口・篠原・田中選手の4人が上がっていましたが、成瀬選手は持ち前のスペで毎年離脱しているので、まずは1年怪我なく投げきることからだと思います。

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 16年育成ドラフト投手で起用されているのは高井・堀岡選手の二人ですが、高井選手はやはり制球がよくないのか四球が多く、堀岡選手は高卒なため今季は論外。3位の山川選手はまだ起用なしです。

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 田中選手はオープン戦起用されていた宇佐美選手がフリーパスに加え骨折とことごとく期待を裏切っている状態で相対的に評価が上がっており、2軍でも打率43打数12安打打率.279と打撃で結果を残しています。ただ15・16年あわせて21試合しか起用されておらず、中には代打出場もあるため、まずは2軍で実績を積みその上で成績を残していれば支配下候補といぅったところです。

 坂口選手は16年打撃好調でしたが、今季は1軍でまさかのマギー選手が好調。村田選手も貴重な右の代打として起用され、現状1軍起用ができません。おまけに今年は調子が悪く2軍で打率1割台。どうしてしまったのでしょう

 現状支配下枠は篠原選手が支配下されたことで残り2枠です。どうなることか