読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

スライダーが武器の完投型投手 日立製作所 鈴木 康平  大卒社会人右腕投手

 

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日立製作所は3日、都市対抗野球(7月14日開幕、東京ドーム)の北関東代表決定リーグで、新日鉄住金鹿島を6-2で下し、3年連続36度目の出場に王手。最速151キロのドラフト候補、鈴木は8回2失点と好投し「変化球でカウントがとれた」。プロ9球団が視察しヤクルト・橿渕スカウト部デスクは「先発完投型の右腕でトップランク」と評価した。

 

 

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【鈴木選手の紹介】

 186センチ78キロ 右投げ右打ち  千葉明徳高ー国武大卒

 最速151キロ、常時140キロ台のストレートとスライダーをメイン武器とし、他にもフォーク・チェンジアップ・シーム系の変化球を操る先発型右腕。

 大学時代より大型右腕として注目されていましたが、3年次の怪我や最高球速も148キロと大型右腕としては物足りなさもあり指名漏れ。日立入り後のトレーニングで球速を上げています。

 17年の社会人投手については、引退を迫られるほどの大怪我から復活し実績を積み上げ途中のNTT・西村選手や、球速こそあれど制球に課題ありのヤマハ・鈴木選手に比べ、完投成績もある日立・鈴木選手は一歩先に出ています


2016年11月5日 日立製作所 鈴木康平投手

【鈴木選手の課題】

 186センチに比べ78キロの細身であるため、先発をするならばスタミナ改善のためにももう少し体重がほしいところです。

 現在は先発・リリーフ両面で起用されていますが、まだ完封がないため出場が決まった都市対抗で完封・完投勝利の結果を残し、全国大会でも通用することが証明できれば、1位指名候補にもなり得る素材です。

 

 【指名順位予想】

 現在時点でははずれ1位、もしくは2位前半の指名が濃厚です。即戦力右腕であれば1位候補にも出ますが、上位候補として注目されるほどになったのは社会人入り後であるため、今後も好成績を収め、清宮選手次第では競合1位指名にもなるでしょう。