読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第1回2017年読売ジャイアンツドラフト指名予想 【1~3位】

 Bクラスどこか最下位も見えてきたなこれ。悟り開けそう

 

 

 さて、今回は第1回ジャイアンツドラフト指名予想をやっていきたいと思います。

まず指名数についてですが、今期の支配下戦力外・自由契約(育成契約落ち)は引退も含め7~9人程度と考えています。その中には外国人選手も含まれるため、その数を除いた8名を今回の支配下指名数にしたいと思います。

 

 指名に行く前に17年のドラフト選手の傾向、そして現在の巨人の補強ポイントを復習したいと思います。

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 まず17年は早稲田・清宮選手や履正社・安田選手、そして捕手でも福岡・古賀選手や報徳・篠原選手など高卒に素材型スラッガーが名を連ねます。

 一方で即戦力投手・捕手が不作であり、全体で見てもドラフト1位候補が少ない小粒な不作年といわれています。

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 そして来年にあたる18年の傾向としては「高卒にスター候補あり、大卒投手豊作」です。そのため17年で高卒を揃え、18年でクリーンナップ候補とローテを整備するといったのが方針となるでしょう。

 

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  そして巨人の補強ポイントですが、過去記事の「各ポジションの年齢・成績で見る2017・18年の巨人のドラフト戦略」から野手が最優先指名ポイントなのは明白です。巨人自体も野手スカウトを強化しており、野手指名が増える可能性は高いでしょう。

 

 それでは今回の指名予想のルールは以下の通りです

①コメント・視察情報が出ていない選手も対象

支配下8名、育成6名で予想

③各順位ごとに2名候補をあげる

 

 今回は1~3位を予想したいと思います。

 

 

【1位候補①】増田 珠選手 横浜高校  右打ち外野手

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 現在の巨人にとってクリーンナップを担える選手の獲得は急務。また外野の高齢化・特にセンター・ライトを守れる選手が壊滅的です。その中で高い打撃・守備力を持つ増田選手は今の巨人にとってぜひともほしい選手となります。

 


横浜高校#8 増田珠

 

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 【1位候補②】田嶋 大樹選手 JR東日本  社会人左腕投手

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 巨人が早くから注目していたドラフト1位候補の一人。現在の巨人は若手左腕ローテが田口選手のみ。先発全体も若返りが必要な状態であり、田嶋選手はぜひとも獲得したい存在。ただ怪我以降伸び悩んでいるのが気になるところ。最近は成績を上げてきているそうですが。

 

 

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 清宮はとらないの?という声もありますが、清宮選手は今現在の巨人の最優先補強ポイントかどうかといわれたら、怪しいところがあります。またお山の大将になっているという声もあり、賭博以降選手の性格面を重視するようになっている今の巨人が指名するかどうか、難しいところです。また安田選手も岡本選手と起用方針がかぶる可能性が高いため、同じように最優先かといわれたら怪しいところです。

 

【外れ1位指名候補①】鈴木 康平選手 日立製作所  社会人右腕投手

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 1位より難しいはずれ1位予想。仙台・馬場選手や亜細亜大・高橋選手なども候補に考えましたが、先発としての実績と能力を考え鈴木選手としました。ただ今後の活躍次第ではずれ1位と2位は変動していくと思います

 17年で数少ない完投能力のある即戦力右腕投手。右腕先発も若手は菅野・高木選手のみであり、計算できる先発投手の獲得は重要です。

 


2017.4.27 日立製作所・鈴木 康平投手

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 【はずれ1位候補②】東 克樹選手 立命大  大卒左腕投手

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 評価後完投・完封を連発し一気に1位候補にまで上り詰めた左腕投手。最速152キロのストレートを持つ小柄の左腕であり、同じ150キロ越えの亜細亜大・高橋選手と比べると制球・先発経験面で勝っています。先発・リリーフ両面の補強が必要な巨人にとってぜひとも取りたい選手となります。ただ消去法ドラ1に近い評価であり、迷いなしとはいえない状態です。

 一方で立命大所属の関西リーグはドラフト候補があまり多くないところであり、リーグ自体の実力をみてどう評価するかが難しいところです。

 

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 【2位指名候補①】秀岳館  川端 健斗選手 高卒左腕投手

 

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 常時140キロ台のストレートと落差のあるスライダーが武器の左腕投手。東選手にいかなかった場合、将来的な左腕先発・セットアッパー候補として獲得する可能性は十分にあると思われます。

 可能なら3位獲得の選手としたいところですが、Bクラスの可能性が高い巨人は3位だと後の指名になるため残っている可能性は低いです。そのため2位となっています。

 

 

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【2位指名候補②】 岡山商科大 近藤弘樹  大卒右腕投手

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 190センチ85キロ、マックス152キロのストレートとまずまずの制球を誇る先発投手。これまで地方リーグしか登板機会がなかったため、今回の大学選手権の内容が注目されていました。

 結果は日本文理大に対し9回1失点の完投。今後次第でははずれ1位の鈴木選手と入れ替わりにもなります。

 ただ4年生始め時点で300イニング以上投げてるんですよね・・・大学野球の酷使は甲子園よりやばい

 

【3位候補①】報徳学園 篠原 翔太選手  高卒右捕手

  

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 正捕手である小林選手は投手以下の打率。他の捕手も引退間近の実松・相川で若手は壊滅状態。そのため打てる捕手の獲得は課題の一つとなります。

 本来であれば小林選手以外の正捕手になりうる即戦力捕手の獲得を優先したいのですが、今期は即戦力捕手が皆無であるため、大卒捕手がある程度豊富である18年に期待して17年は将来性に長けた捕手の獲得を予想します。

 そのため捕手経験はまだまだながらも、選抜にて注目されたスラッガーの篠原選手を推します。巨人は大阪桐蔭・岩本選手や神戸・猪田選手に注目しているようですが、前者は怪我で出遅れ、後者は春の大会ではパッとしなかったことを踏まえると、篠原選手が一歩秀でていると思われます。

【3位候補②】 明徳義塾 西浦 颯大選手 高卒左外野手

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 古屋敷投手と悩んでの西浦選手。増田選手を取らない場合こちらの西浦選手が候補にあがってきます。高い身体能力を誇る外野手であり、ライトを守れる若手がいない巨人にとって補強ポイントの選手となります。

 

 野手メイン指名になると予想しながら考えたけど、上位指名になれるほどの野手が全然いないというこの状況。アタマ痛いよ・・・

 次回は4位~8位を予想したいと思います