読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

第1回2017年読売ジャイアンツドラフト指名予想【4位~8位】

 全ポジション補強対象で頭が痛いドラフト予想後半戦、始まります

 

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【4位指名予想①】東北福祉大 楠本 泰史選手 左打ち内野手

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 今期の大学野手の中で高い打撃能力が評価される内野手スラッガーというわけではありませんが、通算打率3割越えに長打力も誇り、クリーンナップだけでなくチャンスメークの1・2番が不足する巨人にとって獲得したい選手。

 ちなみに内野手と記載していますが、内野手としては守備に致命的な課題があるため現在は外野手起用がメインとなっています。センター・ライトがメインであるため、高齢化で固定できてない外野ポジション補強の意味を込めての指名となります。

 可能であれば5位指名で取りたい選手ですが、Bクラス濃厚の巨人は5位は後回しになるため、4位での指名としています。

 

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 【4位指名予想②】熊本工 山口 翔選手  右投げ高卒投手

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 肘の柔らかさが評価される素材型投手。ただし成績としてはたびたび炎上することがあり、スカウト評も素材評価が多く投手としては非常に時間がかかる存在であるため、上位指名になりえるほどではないと思われます。

 ただ5位までには消える選手と思われるため、Bクラスであれば4位指名が早周りであることを利用し獲得したい選手です。

 

 【5位指名候補①】西濃運輸 松本 直樹  社会人右捕手

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 大学時代は2番手捕手ながら、社会人入社後に成績を伸ばしている大卒社会人捕手。二塁送球は1.9秒以内の強肩を誇り、打撃成績もなかなかのものを残しています。現在の巨人は正捕手の小林選手は打撃に物足りなさがあり、他の若手の宇佐美・松崎・河野選手なども台頭できるほどの成績は残せておりません。そのため小林選手以外の即戦力捕手の獲得は急務であり、同じ社会人捕手で注目の大阪ガス・岸田選手も候補にはありましたが、タイプとして強肩単打捕手であり小林選手とタイプがかぶるため、打撃評価の高い松本選手となっています。

 

 【5位指名予想②】作新学院 中島 淳 右打ち高卒内野手

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 岡崎野手スカウトが選抜選手の中で伸びしろがあると評価した、4番サードスラッガー内野手。野手全体の若返りが求められる中で、長打力のある若手選手の獲得は急務。岡本選手のサード起用に暗雲が立ち込めている今、サード候補はぜひとも獲得したいところです。ただサード候補としてはあまり肩が強くないのがネックであり、下位指名で狙いたいところです。

 

 【6位指名①】上武大 宮川 哲選手  大卒右腕投手

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 178センチながらも最速149キロのストレートとカーブ・スライダーなどを武器とするリリーフ右腕。大学野球選手権では先発をつとめましたが、基本的にリリーフ登板が多く、制球に課題もあるため上位指名候補にはなりづらいため、中継ぎ強化のためにも指名しておきたい選手です。

 【6位指名候補②】岐阜経済大 與座 海人選手 大卒右腕投手

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 大学野球選手権にて注目のまとになった173センチのサブマリン投手。石巻専大相手に完封勝利を遂げました。

 出身大学のタイプと、同じ大学の注目選手の濱口選手が早くから社会人志望を出しており、プロ志望を出すか不透明なところですが、巨人スカウトも制球を評価しており、速球型サブマリンとして先発・中継ぎ両面で育てていきたい選手です。 

【7位指名候補①】法政大 熊谷 拓也選手 大卒右腕投手

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 法政大でリリーフをつとめる最速152キロの右腕投手。ストレートでがんがん押していくスタイルであり、中継ぎ層を厚くしたい巨人としては獲得したい選手の一人。

 ただこの熊谷選手は先発経験こそあるものの、先発と中継ぎでは別人と評されるほど成績が異なります。そのため先発としては計算できないため指名順位も低くなる選手となります。

 

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 【7位指名候補②】市立呉 新田 旬希選手  高卒左内野手

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 中島選手と同じ選抜にてスカウト部長が注目している内野手。呉は甲子園常連どころか呉市全体で甲子園に出場したのが半世紀ぶりという中で結果を残しました。

 一方で長打力不足が課題となり、本人も長打力強化のために選抜後にトレーニングに取り組んでいるという記事がありました。

 若い内野手を補強するために指名ですが、内野手ながら強肩ではなく、出身校がドラフト常連校ではないため下位指名で獲得したい選手となります。

 

【8位指名①】日本生命 阿部 翔太 社会人右腕投手

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 大卒社会人3年目ながら、入社後の肩の怪我で登板機会に恵まれず16年の解禁年は指名漏れとなりました。5月に先発復帰を果たすと新日鉄住金相手に10回5安打1失点と好投。最速150キロを保有しており、中継ぎの一角として獲得したい選手です。ただ怪我で実績が少ないこと、解禁済選手で指名優先度が低いことから8位指名としています。

【8位指名候補②】中央大 保坂 淳介 大学右捕手

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 180センチの強肩捕手。一方で長打力はあるが確実性がなく即戦力とはいえない選手となります。しかし現在の巨人は若手捕手の数自体が少なく、その中で打撃こそ改善されれば1軍起用も見込める選手であるため、即戦力でなく素材重視でじっくりときたえ、ゆくゆくは1軍捕手として起用したい選手としての獲得となります。

 

 次回は育成指名1~4位となります