読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

巨人スカウト陣がスカウト会議。今年は野手中心に支配下は7名程度指名の方向で決定。その内訳、そして戦力外人数は?

 

巨人が29日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を行い、10月26日のドラフト会議に向けたリストの確認を行った。

 現状、指名候補選手として残しているのは約120人。1位指名に一本化する方針で動いている早実・清宮幸太郎内野手(3年)を筆頭に、この日はランク付けの作業も行ったという。

 昨年のドラフトは1位で創価大・田中正義投手を指名。ソフトバンクが抽選で引き当て、外れ1位で桜美林大の佐々木千隼投手を指名。今度はロッテが引き当て、外れ外れ1位で中京学院大の吉川尚輝内野手を獲得した。

 その後は2位で近大の畠、3位で東芝の谷岡、4位でヤマハの池田、5位で創志学園高の高田、6位で二松学舎大付属高の大江、7位で台湾開南大卒のリャオを指名。岡崎スカウト部長は「昨年は1位が野手(吉川尚)であとの6人は7位のリャオまで投手だった。今年は若干、野手が多くなるんじゃないかなと思っています」と説明。最終的には当日の他球団の動きを含めて流動的だが、全体で支配下選手は7人程度指名する方針を確認した。

【巨人】ドラフトに向けスカウト会議 岡崎部長「若干、野手が多くなる」 : スポーツ報知

 

【今年のドラフト戦略の方向が決定】

 1位指名に一本化という言葉は、1位は間違いなく清宮選手で行くということなのか、それとも清宮選手は絶対1位でしか取れないということを結論づけたものなのかが判断しかねますが、支配下指名については野手中心で7名程度ということになりました、

 野手重視ではありますが今季の先発・中継ぎの状況と高卒上位組の多くがプロ志望を出さない方向に決めたことを踏まえると、即戦力先発1・中継ぎ1の2名。残りは野手と考えるべきでしょう。

【野手指名の内訳予想】

捕手(0or1名)

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→小林・宇佐見選手1軍、田中選手支配下。鬼屋敷選手が戦力外濃厚のため高卒で1名指名の可能性があるが、上位候補の大半がプロ志望を出さないため無理に獲得はしないか

 

内野手(3名)

 写真

出典:読売巨人軍公式サイト

 

→増田選手の支配下、16年の吉川選手の確保で俊足巧打型は潤沢。しかし長打力があり、特にショートもしくはサードができる選手が少ないため高卒2名、大卒・社会人で1名確保か。

 

外野手(2名)

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→青山選手支配下するも、支配下選手中心に20代前半が少なく、大卒・社会人に目玉候補が少ないため高卒2名、もしくは他ポジションの守備難打撃型選手を下位で獲得しコンバートか

 

【戦力外選手の人数は10名程度?】

 支配下が7名程度になるということは、最低でも7名戦力外が生まれるということ。現在の巨人は支配化枠は埋まっているため、育成選手の支配下枠を設ける必要があるため、戦力外は9~10名程度となります。

 現在ギャレット選手とソリマン選手(育成)は戦力外となっており、野手指名重視になるためバランスを取るため戦力外も野手が中心となるでしょう。

 

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巨人のマヌエル・ソリマン投手(28)が、来季の戦力構想から外れていることが28日、分かった。

 最速153キロを誇るパワーピッチャーとして、昨年4月に育成選手として入団。今季は2軍で7試合に登板して0勝1敗、防御率5.79だった。

【巨人】育成ソリマンが戦力外 今季2軍で7試合0勝1敗 : スポーツ報知