<全日本大学野球選手権:九産大12-4日本文理大>◇5日◇1回戦◇神宮
プロ注目で日本文理大(九州地区)のケムナ・ブラッド・誠投手(4年=日南)が先発したが、3回途中4失点で降板した。
1安打も4四球を与えリズムに乗れないまま、マウンドを降りた。その後、後続が打たれ3回に5点を奪われ、7回コールド負け。
父に米国人を持つ大型右腕は「調子は上がっていたが、全国の舞台で緊張してしまい思い通りにいかなかった。今日はほとんど真っすぐしか投げていないが、制球が定まらなかった。チームに迷惑をかけて申し訳ない」と肩を落とした。
【ケムナ選手の紹介】
192センチ90キロ 右投げ右打ち
ノーワインドアップのフォームから最速151キロのストレートに縦のスライダーを武器とする大型右腕。とにかく真っ直ぐで押していくパワーピッチングが魅力であり、主にリリーフとして起用されている。
日本文理大ケムナブラッド誠真っ直ぐ中心の投球もほろ苦い神宮デビュー
【指名への課題】
とにかくコントロールが悪く、ストレートが大半でありながら3球に1球がストライクゾーンに入れば良いほうで、とにかく高めに抜けるため相手打者は立っているだけでどんどんカウントを悪くしてしまっている。変化球はさらに制球が悪化する。またクイックになるとさらに制球も悪化するため、全国大会でも2回4死四球3失点を記録している。
2017ドラフト候補 ケムナブラッド誠【日本文理大】ブルペン
【指名順位予想】
とにかく制球が悪く変化球もまだまだ改善点が多いため、現状では9~10位、さらいは育成1~2位が順位となります。速球と素材を評価していますが、持ちうる武器を抑えるほどの制球の悪さがネックとなっています。