読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2017年ドラフト指名選手の巨人における起用方針と課題 5位指名 日立製作所 田中 俊太選手 大卒社会人左内野手

 

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巨人からドラフト5位指名された日立製作所・田中俊太内野手(24)が2日、大阪市内のホテルで岡崎スカウト部長らの指名あいさつを受けた。

 広島・田中広輔の実弟で、走攻守3拍子そろった即戦力の二塁手だ。巨人は今季途中からマギーを二塁で起用するも、来季は再び混戦模様。「やるからには、そういう(レギュラーを取る)つもりでやっていきたい」。二塁手の候補には同学年の山本や、吉川尚らがいるが、岡崎スカウト部長は「勝負できると思う」と期待した。

 東海大相模時代にはセンバツを制し、東海大でも日本一を経験。社会人野球でのラストチャンスは日本選手権で、4日のJR北海道クラブ戦(京セラD)が初戦だ。“アマチュア日本一”のコンプリートへ「最後にしっかり勝って、みんなで喜んで終わりたい」と頼もしかった。

 

【田中選手の紹介】

 178センチ80キロ 右投げ左打ち

 日立においてセカンドを守る強打の左内野手。今季社会人野手の中で打撃評価上位に君臨し、都市対抗野球で初戦敗退ながらも4打数3安打1HRと打撃をアピールしている。巨人においては若手の左内野手が辻・吉川尚選手と長打力がある選手が少なく、長打力がある左野手自体も阿部・亀井選手と高齢化しているため、即戦力の左打撃の強化の意味合いでの獲得となっています。

 


2017年11月4日 日立製作所 田中俊太選手【巨人ドラフト5位】

 【スタメンへの課題】

 高校・大学・社会人とポジションはセカンドがメインでした。その理由としては俊足を活かした守備範囲を武器とするためのポジションですが、一方で遠投90~95mと内野手としては弱肩であり、そのため強肩が求められるショート・サードでの起用が厳しいため上位での指名に至りませんでした。

 また俊足ではあるが盗塁自体は少なく、走塁技術は未熟といえます。守備も守備範囲は広いが好守ではなく、下手ではありませんがエラーも記録しています。

 求められているのは武器の長打力であるため、セカンドを争う吉川尚・山本選手などに対し長打力で差をつけられるかが鍵となります。