読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

春季キャンプに育成から成瀬・松原選手の抜擢が決定。2名の今季支配下はありえるのか

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巨人の育成、松原聖弥外野手(22)と成瀬功亮投手(25)が、春季キャンプで1軍に抜てきされることが15日、分かった。都内で行われたスタッフ会議で内定。2人は昨年11月末から台湾で開催されていたウィンターリーグに参加し、成績を残したことから白羽の矢が立った。

 支配下登録に向け絶好のアピールの場となる。松原はプロ2年目の外野手。昨季は主に3軍戦に出場し、45盗塁をマークした俊足と強肩を買われ秋季キャンプにも参加した。台湾では19試合に出場し、マルチ安打7度を含む打率3割1分1厘、0本塁打、6打点をマーク。打撃でも印象付けた。

 成瀬は今季巨人最長の育成8年目を迎える。入団後は13年に右肩関節唇のクリーニング手術、16年は右手指の血行障害を改善するための手術を受けた。困難を乗り越え昨年台湾では9試合連続無失点、防御率0・00と結果を残した。

 育成のキャンプ1軍スタートは14年の土田以来。松原は「今季初めからいいスタートが切れるように」と話しており、成瀬は「一日も早く支配下になって戦力になりたい」と意気込んだ。2人はサプライズ抜てきに全力で応えるつもりだ。

【巨人】育成・松原&成瀬が1軍キャンプに抜てき : スポーツ報知

 

 

 【春季キャンプに育成2名が抜擢】

 15日のスタッフ会議にて春季キャンプに成瀬・松原選手の2名が招集されることが決定。今回はウインターリーグで活躍したことにより支配化候補として実力を見ておきたいということで招集されています。ちなみに去年の春季キャンプでは育成選手の招集は0名でした。

【一軍 35名】
◆投手(16名)
森福允彦澤村拓一菅野智之、マシソン、吉川光夫内海哲也宮國椋丞、桜井俊貴、田原誠次、マイコラス、カミネロ、山口鉄也、戸根千明、高木勇人、乾真大、田口麗斗
◆捕手(3名)
小林誠司實松一成、宇佐見真吾
内野手(10名)
坂本勇人阿部慎之助、クルーズ、村田修一、マギー、岡本和真、山本泰寛、柿澤貴裕、辻東倫、吉川大幾
◆外野手(6名)
陽岱鋼、ギャレット、長野久義、重信慎之介、石川慎吾、立岡宗一郎

読売巨人軍公式サイト

  ちなみに同時期にウインターリーグに派遣された残りの育成選手である坂本工・高井選手も結果を残したのに呼ばれなかった理由については、坂本選手・高井選手ともに変化球に課題を持ち、すぐに支配下できるほどには至っていないという判断だと思われます。

 

【成瀬・松原選手の支配化の可能性について】

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  それでは問題となる二人の支配下登録の可能性ですが、松原選手については二軍実績がほとんどなく、ウインターリーグで守備の課題が露呈したため、今回は支配下候補として現状の能力を確認しておくための帯同と思われます。松本選手が引退したことで開いた二軍外野として起用し、そこで結果がよければ7月末辺りに支配下もあるでしょう。

  成瀬選手は長年スペ体質に悩まされ支配下から漏れていましたが、17年はドラフトで中継ぎの補強がなかったため、紅白戦での登板結果がよければオープン戦に起用し、離脱なくやり遂げれば5月までに支配下が見込めます。今年がラストチャンスの可能性もあるため、結果を残すことが求められます。

 現在の巨人の支配化枠は64人であり、7月末の支配下契約期限までに65人にする必要があります。トレードによる獲得がなければ育成選手の支配下により1名確保することになるため、成瀬選手にとっては大きなチャンスとなります。