読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

躍動感溢れるフォームのパワー系投手 日本体育大・東妻勇輔選手 大卒右腕投手

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昨秋の明治神宮大会を制した日体大が4日、神奈川・横須賀市内でDeNA2軍と練習試合を行い3-2で勝利した。

 ドラフト1位候補で最速153キロ右腕の東妻勇輔投手(3年=智弁和歌山)が先発し、4回を投げ3安打8三振3四死球1失点。強風の中で初回は制球に苦労したが、2回以降は立ち直りスライダーを中心に8三振を奪った。東妻は「最初は変な緊張がありましたが、(前回登板の)明治戦の時より腕は振れていた。走者二、三塁でギアを切り替えた後に打たれなかったのは良かった」と手応えを口にした。

DeNA吉田スカウト部長は「東妻くんはプロ相手に投げっぷり良く自信を持って投げていた。松本くんは本調子ではないとのことだが、ゆったりしたフォームから伸びのある球を投げる。どちらも上位候補だね」と評価した。

日体大・東妻がプロ相手に好投「上位候補」スカウト - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

【東妻選手のについて】


<2018年ドラフト候補>日本体育大学 東妻 勇輔 投手(智弁和歌山)気迫の三振ショー:第48回明治神宮野球大会2017

 170センチ70キロ 右投げ右打ち 

 変化球:スライダー・カーブ・スプリット・フォーク

 タメを作りながら一気に腕を振りぬくダイナミックなフォームが特徴の、最速153キロにスライダーを武器とする小柄な右腕。同じ4年生の松本航選手との2枚看板で注目されている上位候補となります。

 松本選手が伸びのあるストレートを武器のまとまったタイプの先発タイプであるのと対象に、東妻選手は浮き上がるストレートと縦に動くスライダーで三振を量産するリリーフ向けの選手となります。

 一方でノーヒットノーランを達成するなど先発でも結果を残しており、先発・リリーフどちらでも期待されます。

 

【指名への課題】

 躍動感のあるフォームの弱点となる荒れ球は東妻選手も抱えている課題であり、東妻選手もストレートの抜け球が見られます。全体的に球が高めに集まっており先発だと三振率が低下しているため、先発として結果を残すなら抜けるとホームランにされる可能性の高いスライダー以外にも武器となる変化球が必要です。


2017/4/2 東妻勇輔 (日本体育大学) 3年春 149km/h 計測

 また元々のフォームがかなりタメのあるフォームなためか、クイック時でもタメがあり、クイックでも通常のものより投球に時間がかかっています。その分クイック時でも145後半は記録できていますが、足をいかした機動野球への対応も課題となります。

【指名順位予想】

 Dena2軍戦でスライダーを主体に4回1失点の好投。スライダーがプロ相手にも通用したことでリリーフでは即戦力として期待されます。ストレートが低めに集まる・抜け球が減るようになれば先発としても計算できる選手になるため、故障なく先発実績を作っていけば、オリックス1位の山岡選手のように小柄ながらも即戦力先発として1位にもなりえます。

 ただし現状ではリリーフ>先発として評価されているため、はずれ1位、2位候補となっています。

 

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