読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

ストレートに力のある右腕 中央大 伊藤 優輔選手 大卒右腕投手

 

東都大学野球:中大9-6立正大>◇第4週第2日◇2日◇神宮

 中大・伊藤優輔投手(4年=小山台)が、連投で試合を締め、チームは今季初の勝ち点を挙げた。

 3点差に迫られた7回2死一、二塁から登板。1日の同戦での7回途中2失点の好投に続き2回1/3を無失点に抑えた。「球はいってませんでしたけど、とにかく勝ちたかったので気持ちで投げた。(勝ち点がなく)苦しかったですが、いい方向に向かっていくと思います」と振り返った。

中大・伊藤優輔が連投で勝ち点 2回1/3を無失点 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

【伊藤選手の紹介】

 

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 179センチ75キロ 右投げ右打ち

 変化球:スライダー・カットボール・スプリット・チェンジアップ

 

 くせの無いオーソドックスなフォームから最速149キロ、常時140前半の球と複数の変化球を武器とする右腕投手。3年時に試合中の怪我で秋のシーズン未登板に終わるも、冬には投球を再開。4年春のリーグでは先発・中継ぎ両面でフル回転している。

 投球内容はストレートを主体に力押ししていくことが多く、ストレートで詰まらせながら、スプリット・チェンジアップでストレート狙いの相手から空振りを狙う投球となっています。

 


伊藤優輔(小山台-中央大)

 

【指名への課題】

 

 ストレートで勝負できる一方、変化球には課題を持っています。特に大きな軌道を描く落ちる球が制御できておらず、大半が高めにすっぽ抜けるか早めにバウンドするかのため、打者が反応すらせずカウントを悪くするばかりとなっています。

 このためストレートと緩い軌道の変化球でストライクを取るしかなく、ストライクを取るゾーンが狭くなっているため粘られやすく、6回2/3で121球、4回79球など先発として計算するには球数が多くなっています。

 今後大きく変化する球を物にし勝負できるゾーンを広くできなければ、プロの先発として計算するのは厳しいでしょう。

 

【指名順位予想】

 現状では即戦力先発としては期待できず、中継ぎとしては球速が物足りないため、7~8位の下位指名評価となります。大きく化けるといった要素がなくロマン枠というわけではないため、2軍先発が足りていない球団が獲得し、2軍で投げさせながら2~3年後に1軍先発となることを狙い獲得があるかもしれません。

 良くも悪くもまとまったタイプの右腕投手であり今の状態では上位指名は望めないため、プロ志望を出さず社会人で総合的に成長して上位指名を狙う可能性があります。