【上茶谷選手の紹介】
181センチ85キロ 右投げ右打ち
変化球:スライダー・フォーク・チェンジアップ・スプリット・カットボール
ノーワインドアップから最速151キロ、平均球速140前半の球を武器とし、制球欲低めにコースを投げ分ける先発右腕。3年秋までは登板実績も少なく注目されていなかったが、冬にセガサミーとの練習試合で最速149キロを記録すると、東都大学春のリーグで先発を勤め初完封・20Kなどを記録し上位候補に一気に上り詰めた。
とにかく大崩せず、ストレートは低めのコースに決まり変化球も抜ける球は少なく空振りが取れる。梅津選手が怪我で離脱し、甲斐野選手はリリーフとして起用されているため、下級生の村上選手とともに先発ローテを守っています。安定して試合を作れているため、スカウトからも即戦力として期待されながらも、伸びしろも期待されている選手です。
上茶谷大河投手(東洋大)20K!東都大学の最多奪三振を越える!
東都大学リーグの東洋大にまた1人、ドラフト候補が頭角を現した。1日、埼玉・川越市内の同大グラウンドでセガサミーと今季初のオープン戦を実施。杉本泰彦新監督(58)の“初采配”は0-0で引き分けたが、先発の上茶谷(かみちゃたに)大河投手(3年=京都学園)が、最速149キロをマークし、5回1安打無失点。強烈なインパクトを残した。
東洋大・上茶谷149キロ5回0封、ドラフトへ頭角 - アマ野球 : 日刊スポーツ
ドラフト1位候補の上茶谷大河投手(4年=京都学園)が駒大戦で先発し東都リーグ新記録となる20三振を奪った。
初回を3者空振り三振。2回に振り逃げを含み7三振を奪うと、3回若林の空振りまで8者連続三振を奪った。9回に3連打を浴び降板したが、9回途中20奪三振の記録を作った。先日楽天の試合を見て、岸のチェンジアップにくぎ付けになった。「あれはエグイと思いました」。YouTubeなどを参考にしイメージを膨らませた。この日久しぶりに投げたチェンジアップが、記録樹立の要因となった。
【指名への課題】
低めにいった球は引っ掛け・見逃しを奪えていますが、高めにいってしまうと簡単にヒットにされていることがあります。甲斐野選手のように高めに抜けてもパワーで空振りを奪うタイプでなく制球で勝負しているため、制球の良さが仇となり、抜けた球は大きく抜けずに打ち頃のゾーンに行ってしまい、それを痛打され失点しています。
プロの先発として文字通りの即戦力として評価するには、平均球速を2~3キロ伸ばし145前後半に出来れば競合1位指名も見えてきます。
また先発ローテとして投げるようになったのが4年春からでそれまでの実績が1リーグ2~3登板程度のため、ローテとして投げぬけるスタミナがあるかどうかも問題となるポイントです。
怪我面の懸念としては2年のころに発覚した血行障害。その際手術をしているようですが、血行障害は投手にとって身近でありながら程度によって引退にも追い込まれる病状のひとつ。多くの投手を悩ませたこの病状をスカウトがどれだけ重視するかが問題となってきます。
【指名順位予想】
まだ1位指名となるには実績が足りないため、はずれ1位から2位指名が現状の評価となります。即戦力先発が欲しい球団が単独狙いで1位指名を狙うといった立ち位置となっています。