読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

打撃が売りの右の大型野手  法政大 中山  翔太選手   大卒右外野手

東京六大学春季リーグ第5週第1日 ▽法大17―1東大(12日・神宮)

 法大の中山翔太左翼手(4年=履正社)が、東大1回戦でサイクル安打を達成した。12年の明大・小室和弘外野手以来8人目。

 中山は初回に右越え三塁打。5回に左中間二塁打、6回に左前打、7回に左越え2ランを放った。

 視察していた広島・苑田スカウト統括部長は、打席直前に「きょうは打つと思う。タイミングの取り方がいいから」と予言。その直後、ズバリ的中した。

【六大学】法大・中山 サイクル安打達成! : スポーツ報知

 

 

 

 

【中山選手の紹介】

   185センチ95キロ 右投げ右打ち

 ポジション:レフト・ファースト

 

 大学通算8発。4番・レフトで出場する右の大型野手。185センチ95キロの恵体から披露されるパワーが売りであり、スイングスピードも速く打ち返したショート寄りの打球にショートが動く間もなくセンター前にする場面も見られた。

 一方で上手くタイミングを合わせる打撃技術も売り。5月12日の東大戦でサイクルヒットを達成している。18年春は特に打撃成績を残せており、5月21日時点で45打席41打数16安打1HR6打点で打率.390となっています。


<2018年ドラフト候補>法政大学 中山 翔太 選手<履正社>【3年】:東京六大学野球2017年 春季リーグ早大戦

 

 

 

 

【指名への課題】

 パワーが売りですが、通算8本で18年春は1本と本塁打でアピール出来ていません。同じパワータイプの右打ちレフトとなると、去年ならば楽天2位の岩見選手が連想されますが、岩見選手は最終年度で12本の本塁打でアピールした結果2位にまで上り詰めました。

 中山選手は現状パワーよりも打撃技術が評価されており、持ち前のパワーが結果に結びついていません。今のところ「打撃技術が優れる中距離打者。だけども長距離スラッガーにも化ける可能性がある選手です」

 また守備についても無難にこなせるものの決して上手いほうではなく、記録としては失策数は1ですが、正直ヒット判定するには投手がかわいそうな守備も見受けられました。4年秋のリーグではファーストとして起用されていますが、ファースト守備についてははっきりいって下手です。

 

 

【指名順位予想】

  上位となるには本塁打面のアピールが足らず、レフト専の大卒選手となると、長打面でのアピールがより必要です。パワーのある長打力のある選手として評価こそされていますが、それは実績でなく素材面での評価のため、現状では4位~5位評価となります。

 基本的には2軍で長打面を鍛える方向での獲得となりますが、特筆すべき欠点はなく下位でも問題ないなら1軍ですぐにでも起用できるため、レフト含め起用できる外野手が小粒な選手の球団は3位での獲得もあります。