読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

常時140後半のパワー先発  HONDA  齋藤 友貴哉選手 社会人右腕投手

Hondaは打線が沈黙し、優勝候補が初戦で姿を消した。「大会前の練習試合で打てなかったが、まさかここまで抑えられるとは」と岡野勝俊監督はショックの色がありあり。 

 春のスポニチ大会を制し、他の大会も好成績を収めた。「ピークのもっていき方が悪かったのか。手応えをつかんで臨んだのに…」と悔しがった。ドラフト上位候補の斎藤は先発で5回1失点。「先に相手に点を与えたのが反省」と話した。

V候補が…Honda まさかの初戦敗退 打線沈黙― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

【齋藤選手の紹介】

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184センチ91キロ 右投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・ツーシームカットボール・スプリット

 経歴:山形中央桐蔭横浜大ーHONDA 

 

 最速153キロのストレートとスライダーが武器の大型右腕。足を大きく上げた後、右腕をしならせながら上半身を前倒しにして投げ込むフォームから常時140後半のストレートでガンガン押していくスタイルが魅力。変化球を投げる際も腕の振りが緩まないため、ストレートに合わせていた打者がはずされて三振になることも多い。

  大学時代は4位以下の場合就職という順位縛りを出すも、先発実績が少なく地方リーグだったということもあり指名が無くHONDAに就職。HONDAでは1年目から先発としてフル回転するなど一気に注目株に上がり、社会人の上位指名候補として名が挙がる選手です。

 


●【MAX152キロ右腕/ブルペン投球】2018/02/24Honda・齋藤友貴哉#19(東根二中※東根ヒーローズ→山形中央高→桐蔭横浜大)

【指名への課題】

 コントロールは決していいほうではなく、ストレートがすっぽ抜けたり高めにいってしまい痛打されることがある。また変化球の精度は決まるときと抜けるときが半々といった具合で、スライダーが高め真ん中に抜けることもあるため、抜けても空振りを奪えているストレートに頼りきりになる展開も多い。このため常時140後半のストレートも合わせられ失点に繋がっています。

 

 またセット時はストレートが高めに抜けやすくなり、ストレートの四球となることも多い。そこに加え球数が増えてくるとストライクかボールかはっきりした投球も目立ち始めるため、カウントを悪くすることが増えるようになり、球数が増えてより苦しくなってく展開で非常にテンポが悪くなっています。広島のような機動力野球で揺さぶってくる相手だとかなり投げにくくなり自滅してしまうのではないかとも懸念されます。

 クイック時の制球とスタミナ不足という先発として大きな課題を持っており、大卒社会人でありすでに24歳である点からこの辺りがここから伸びるかといわれると怪しい点でもあります。 

【指名順位予想】

 即戦力先発としてみるにはクイックと4~5回から急に崩れだすのはかなりのマイナス材料となります。一方コーナーに決まるストレートは振ることさえ出来ないほどの威力があり、リリーフとしてなら1年目から使える選手となります。

 このため指名順位は2~3位の上位が候補となっています。やはり先発で安定して結果が残せるかどうかが1位になる条件となっています。