読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

強肩強打の高卒社会人 Honda鈴鹿 柘植 世那選手 2018年解禁済社会人右捕手

【柘植選手の紹介】

 

174センチ78キロ 右投げ右打ち

 ポジション:キャッチャー

    経歴:健大高崎高校ーHONDA鈴鹿

   解禁年:2018年

 

 フルスイングで長打を狙う高校通算32発の高卒社会人キャッチャー。遠投115mの強肩と捕手として安定した守備能力とリードが評価されている。また打撃も確実性はないものの、当たれば飛ぶ

 特に捕手能力の評価は高く、捕逸が非常に少なくスローイングの精度も高い。リードに関しては三菱日立戦で先発の平尾選手が初回をストレート主体で2失点したのを見ると2回から変化球主体に切り替え、2回以降は4回1失点で切り抜け、ストレートの調子が上がらない平尾選手を5回3失点にまとめ上げた。

 


2018/05/21 Honda鈴鹿・柘植世那捕手のスローイング

 

【指名への課題】

 打撃は長打を狙おうとフルスイングをしますが、すぐにボールから目を離してフルスイングするため、甘い辺りも空振りしてしまう面があります。特に縦の変化球に空振りしてしまうことが多く、なまじパワーがあるため強振しすぎて長打に出来る狙い球を上手く捉えられないのが大きな課題です。

 

 捕手としての守備能力は高く足も一塁到達速度4秒台と捕手としてはそれなりに速いため、強振しすぎることにこだわらず率を残すことを優先し守備型捕手として指名を狙いたいところです。

 

【指名順位予想】

 守備に関してはプロでも戦力になれる能力を持っていますが、打撃に関しては確実性のなさが課題となっています。ただ高卒社会人で素材型として獲得することが出来るため、守備能力の高さから2軍で打撃を鍛えながらスタメンマスクで鍛えてゆける選手となります。このため1軍即戦力というよりも、3~4年後に捕手の世代交代が近く迫っている球団が素材を評価して4位から5位で獲得する選手となります。