読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

左殺しのスライダーを持つ左腕 興南 藤木 琉悠選手  高卒左腕投手

 第100回全国高校野球選手権大会第5日第4試合(興南6-2土浦日大、9日、甲子園)興南は左腕投手の“緩急リレー”がずばりと決まり、初戦を突破した。先発の藤木は緩い変化球で土浦日大打線のタイミングを外し、八回途中まで1失点と好投。「甲子園で何としても勝ちたかった」と喜びをかみしめた。一方、八回無死満塁から登板した宮城は140キロ台の球威で真っ向勝負。三振と併殺打で切り抜け、「ピンチで自分が抑えるつもりで去年からやってきた。(昨夏の)悔しさを晴らせた」と力を込めた。

興南・宮城、先発藤木との“緩急リレー”で好救援/甲子園 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

 

【藤木選手の紹介】

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 170センチ69キロ 左投げ左打ち

 変化球:スライダー・カーブ・カットボール

 

  背中で腕を折りたたみながら、脚を上げつつ、そこから横手投げで投げ込む出所が見にくいフォームから、最速128キロ、常時120中盤のストレートを投げ込む左腕投手。ストレートは球速は無いながらも、弧を描く独特の軌道のストレートを低めに集め引っ掛けさせゴロを量産し、同じような軌道で大きく曲がるスライダーで空振りを奪います。

 特にこのスライダーが左打者にとって脅威であり、このスライダーに多くの左打者が空振り三振となっており、三連続スライダーで三球三振となっていました。

 


藤木琉悠 投手(興南3年) 第100回全国高校野球選手権沖縄大会準々決勝vs那覇 H30.7.16 沖縄セルラースタジアム那覇

【指名への課題】

  右打者に対してもスライダーメインで攻めますが、左打者にとってはストレートと同じ軌道で逃げていくスライダーは脅威でしたが、右打者だと足下に落ちるため空振り率は落ちています。

 

  また球速が無いため高めに抜けてしまうと打ち頃になっており、右打者の高めアウトコースに行った球は大半が弾き返されヒットにされています。球速が無いことにより高めに抜けても空振りを奪える球威がなく、スタミナが無くなりコントロールが悪化すると、途端に連打されています。

 

【指名順位予想】

  左打者に対しては強力な武器がある一方、右打者に対しては課題があり、なにより左腕であることを考慮しても球速が無いため、支配下は厳しいものとなっています。ただ左打者へ有効なスライダーを持っているため、将来的に左へのワンポイント中継ぎを期待して育成枠で獲得したい選手となります。このため指名順位は育成3~4位が候補となっています。