読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

大型アベレージヒッター 九州産業大 岩城 駿也選手 大卒右内野手

 17日に閉幕した全日本大学選手権で初めて4強入りした九産大からは、日米大学選手権とハーレム国際大会を戦う大学日本代表に2人が選出された。主砲の岩城駿也内野手(4年・東海大五)には持ち前の長打力に期待がかかる。児玉亮涼(りょうすけ)内野手(2年・文徳)は、機動力を重視する生田勉監督(亜大監督。大分・柳ケ浦高出身)の下、自慢の俊足で貢献を誓う。大学選手権準決勝で延長タイブレークの末に国際武道大に惜敗した悔しさを、世界の舞台で晴らす。

九産大から岩城と児玉 大学日本代表に選出|【西日本新聞】

 

 

 

 

【岩城選手の紹介】

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 179センチ80キロ 右投げ右打ち

 ポジション:ファースト・サード

 

 リーグ通算打率4割越え、安打数100安打超えを達成したアベレージヒッター。頭の後ろでバットを立てて、背番号が見えるほど背中を向けて構えるフォームから、インアウトを上手く捌き巧打にするミート技術を持っている。一方で長打についても4年春のリーグでは6本塁打を放ち通算16本塁打となるなどパワーもアピールできている。

 岩城選手自身は長打力よりもSB・内川選手のようなアベレージヒッターになりたいと語っており、盗塁こそ記録していないものの足は遅いわけでもないため、長打力・足とミート能力でチャンスメイクできる役割を期待されており、大学でも3番を打っています。

 


2018/06/13 九州産業大・岩城駿也三塁手のバッティング

 

【指名への課題】

 守備については一定の課題を持っており、サード起用された際、ゴロ処理の際の送球のコントロールと精度が悪いく、なんて事のないゴロへの送球をショートバウンドさせてしまったり、セーフティバントでの送球はふんわりしたものとなっていました。ゴロ処理の動きも決して俊敏なほうではなく、プロ入り後サードとして起用するならば守備面の改善が必要となります。

 ならばファーストとして起用するには本塁打が足りておらず、九州リーグは決して強豪とはいえず、高打率も上位候補として評価してもらえるほどの要素とはなりません。

 

 

【指名順位予想】

 プロ入り後サード起用するには守備に課題があり、ファーストとしてみるには本塁打のアピールが求められます。足は速いためライト・レフトにコンバートするのも手ですが、どちらにせよ獲得当初は2軍での起用が主になると想われます。オープン戦で起用して結果を残せば代打兼ファーストとして。駄目ならば2軍で長打と守備を鍛える形となります。

 このため即戦力となる可能性は低く、守備面の起用の展望も未知数な部分が多いため、指名順位としては5~6位となります。