読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

内野安打を狙う俊足の内野手 パナソニック  法兼 駿選手 2018年解禁済左内野手  

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日本野球連盟は7日、今年の社会人表彰選手を発表し、ベストナインプロ野球オリックスからドラフト1位指名されたJR東日本の田嶋大樹投手らを選んだ。首位打者賞は打率4割1分9厘の高本泰裕(NTT西日本)。最多打点賞は2年連続で関本憲太郎(日本通運)が輝いた。

 最多勝利投手賞は6勝0敗の臼井浩(東京ガス)、最優秀防御率賞は福島由登(ホンダ)。最多本塁打賞は該当者がいなかった。14日に表彰式が行われる。

 ベストナインは次の通り。丸数字は受賞回数で数字なしは初。

 投手 田嶋▽捕手 山内佑規(東京ガス)(2)▽一塁手 喜納淳弥(NTT東日本)▽二塁手 法兼駿(パナソニック)▽三塁手 北川利生(日本通運)▽遊撃手 福田周平(NTT東日本)▽外野手 神里和毅(日本生命)、多木裕史(トヨタ自動車)(2)、伊藤亮太(NTT東日本)▽指名打者 関本

ベストナインにJR東日本・田嶋ら 社会人野球の表彰選手 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

 【法兼選手の紹介】


法兼駿 1回表先頭打者で戸田公星からショート内野安打20180718

173センチ78キロ 右投げ左打ち

ポジション:セカンド

   経歴:高知高ー亜細亜大ーパナソニック

  解禁年:2018年

 

 バットを前方に倒し揺らすようなフォームが特徴の小柄な内野手。大学では首位打者ベストナインを獲得するも肩痛を持っていたためか指名漏れとなりパナソニックに進みます。パナソニックでは1年目からセカンドレギュラーとして起用され、セカンドベストナインに選ばれています。

 打撃はバットを揺らしながら足を上げ引っ張る打撃となっています。このため小柄ながらも長打力を合わせもち、1年目の社会人野球選手権で先制2ランを記録しています。また50m6秒の俊足も武器となっており、ショートの初動が遅かった程度のゴロでも内野安打を記録する足の速さを保有しています。

 

 

【指名への課題】

 バットを前に倒すようなフォームのため引っ張りのスイングに無駄が発生しており、ストレートを投げ込まれると振り遅れてしまっています。このため高めのつり球を投げられてしまうと振り遅れて空振りとなっており、また落ちる球に対しても体が崩れてしまっており、バットに当たっても前に飛ばず長打が失われています。

 守備についても動きの速さは魅力ですがスローイングに荒さがあり、特に詰まったゴロや併殺を狙うタイミングでのスローイングを急ぐためか送球エラーになるところも見受けられます。遠投100mとそれなりの肩を持っていますが、スローイングの荒さがセカンドとしては問題となります。

 

【指名順位予想】

 ショートならともかくセカンドメインとなると長打も含めた打撃成績が求められますが、ヒットは単打が多く守備も荒さがあるため高い評価は得られていません。守備能力なら三菱自動車・山野辺選手、ショートもできるHONDA・木浪選手なども同年の候補となるため、打撃・守備ともに荒さがある法兼選手の指名については指名漏れが濃厚となります。