読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2019年巨人コーチ陣が発表。まさかの一挙若返り組閣

 

巨人が22日、来季のコーチングスタッフを発表した。原監督のもと、以下のスタッフで2019年を戦う

 ◆1軍

 (監督)原辰徳
 (打撃総合)吉村禎章
 (投手総合)宮本和知
 (投手)水野雄仁
 (打撃)後藤孝志
 (内野守備兼打撃)元木大介
 (外野守備走塁)鈴木尚広
 (バッテリー)相川亮二
 (トレーニング)ジョン・ターニー、穴吹育大

 ◆2軍
 (監督)高田誠

 ◆3軍
 (監督)井上真二

 ◆ファーム
 (投手)三沢興一、木佐貫洋杉内俊哉
 (投手兼トレーニング)会田有志
 (打撃)金城龍彦村田修一堂上剛裕
 (打撃守備)古城茂幸
 (内野守備走塁)片岡治大
 (守備)藤村大介
 (外野守備走塁)松本哲也
 (バッテリー)秦真司、吉原孝介
 (トレーニング)木村龍治

【巨人】来季スタッフ発表…鈴木氏、杉内氏、堂上氏、古城氏、藤村氏らが入閣(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

 

 

【ついに19年原監督の下新規チームスタッフが組閣】

【若手スタッフが多く起用された人事】

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引用:読売巨人軍公式サイト

 22日、ついに19年原新監督のもとコーチ陣が発表されました。元木大介氏やズムサタでお馴染みの宮本和知氏の起用が示唆され大きな話題となっていましたが、ついにコーチ陣が決定。その中には意外な人物が数多く起用されています。

 宮本和知氏はまさかの初めてのコーチながら投手総合コーチに起用。後藤氏も1軍打撃コーチに起用され、井端元コーチ退団後不在となった内野守備コーチには元木打撃兼守備コーチとして起用。打撃はともかく守備はそこまで上手くなかった気もしますが、人事の目処がつかなかったのかもしれません。

 そして2・3軍コーチですが、日刊スポーツ記事のとおり来年は2・3軍コーチと分けずファームコーチに統合し流動的に動くとのことで、監督以外は一まとめにされています。

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引用:読売巨人軍公式サイト

 今年引退した杉内・村田コーチは報道どおり投手・打撃コーチに起用。またスカウトだった木佐貫氏も投手コーチとなっており、古城氏は打撃兼守備コーチとなっています。さらにスカウトをしていた堂上剛裕氏が打撃コーチ、ジャイアンツアカデミー講師だった藤村大介氏が守備コーチとして起用という驚きの人事も発表されました。

 

【コーチ育成も含めた人事】

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引用:読売巨人軍公式サイト

  今回のコーチ、特にファームコーチは初経験者が目立ちます。一方で経験豊かな内田打撃コーチ・小谷投手コーチは再び巡回コーチになっています。臨機応変にコーチを動かす目的のための統合のため巡回にするのは理に叶ってはいますが、これは巡回にし多くの選手の指導をするなかで帯同する若手コーチにコーチングを教える意味もあると思われます。

 小谷・内田コーチ両名ともに年齢も70台となり、コーチとしての引退も近づいています。このため二人のノウハウを若いコーチに引き継いでいく必要がありますが、そのノウハウを教えるのにもコーチのタイプによって合う合わないはあり、合うコーチと出会うそ可能性を高めるためにも多くのコーチと接触する必要があります。

【痛い退団コーチの姿も】

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引用:読売巨人軍公式サイト

 入団の経緯を考えると高橋監督辞意表明と一緒に井端・二岡コーチの退団も早々に報道されていました。しかし今回の退団一覧の中に豊田コーチの姿もあり、まさかの1軍投手コーチ総退陣となりました。

  来季の1軍の課題は投手陣、特にリリーフの立て直しです。その再建の年がまさかの初コーチとかなりのブランクがあるコーチの2名のみとなってしまうため、大きな不安材料となります。

 

   またファームの外野守備コーチが松本コーチ1名だけであることも不安材料の一つ。今年は二軍を金城・三軍を松本コーチとなっていましたが、金城コーチは打撃に回り1名だけとなっています。内野守備は円谷コーチが退団したものの、古城コーチが打撃守備コーチとなっており、片岡コーチとあわせて二人となっています。藤村コーチが守備コーチとだけなっており、現役時代は外野もこなしていたため、内外野両方を指導するのかもしれません。

   しかし外野専門コーチが一人だけというのは負担が大きく、これが来年亀井選手が引退し外野守備コーチになる布石ならばまだ分かりますが、若手外野は育成選手が多く指導が必要となるため、不安材料のひとつとなります。

    

【走塁に重きを置いたコーチ人事】

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引用:読売巨人軍公式サイト

 目玉の一人がついにコーチ就任した鈴木尚広コーチが就任。現役時代は代走の切り札として起用され、代走起用ながら通算228盗塁を記録した選手。16年に引退しその後は解説、講演活動などをしながらついに期待された走塁コーチとして起用されました。

    またファーム走塁コーチには引き続き片岡内野守備走塁コーチを起用。現在の巨人の課題としてスラッガーの台頭もありますが、重信選手や松原選手といった足は速くても盗塁に繋がらずチャンスを広げられない点がありました。このためヒットが続いても結果残塁に終わることも多く、失速の一因となりました。このため鈴木コーチにはチャンスメイクに繋がる盗塁技術の継承が求められます。

 

【異動したスタッフ一覧】

  19年 18年
1軍コーチ    
監督 原 辰徳  高橋 由伸(退団)
ヘッドコーチ なし 村田 真一(退団)
打撃総合コーチ 吉村 禎章  
打撃コーチ 後藤 孝志 小関 竜也(退団)
打撃コーチ 元木 大介 二岡 智宏(退団)
内野守備コーチ   井端  弘和(退団)
投手総合コーチ 宮本 和知 斎藤 雅樹(退団)
投手コーチ 水野 雄仁 豊田 清(退団)
外野守備走塁コーチ 鈴木 尚広 大西 崇之(退団)
バッテリーコーチ 相川 亮二 村田 真一(退団)
レーニングコーチ ジョン・ターニー 伊藤 博(退団)
  穴吹育大 木村 龍治(異動)
ファームコーチ    
2軍監督 高田 誠 川相 昌弘(退団)
3軍監督 井上 真二 江藤 智(退団)
打撃コーチ 村田 修一 田代 富雄(退団)
  堂上 剛裕 内田 順三(異動)
  金城 龍彦 なし
打撃巡回コーチ 内田 順三 なし
投手コーチ 三澤 興一  
  木佐貫 小谷 正勝(異動)
  杉内 俊哉 阿波野 秀幸(退団)
投手巡回コーチ 小谷 正勝 なし
打撃守備コーチ 古城 茂幸 なし
内野守備走塁コーチ 片岡 治大  
守備コーチ 藤村 大介 円谷 英俊(退団)
レーニングコーチ 木村 龍治 内藤 重人(退団)
投手兼トレーニン 会田 有志  
外野守備走塁コーチ 松本 哲也  
  なし

金城 龍彦

(打撃コーチに異動)

バッテリーコーチ 吉原 孝介  
  秦 真司 高田 誠(異動)