ついに明日に迫ったドラフト会議。今回は１２球団の１位指名候補について出ている情報から挙げていきたいと思います。
- 【西武ライオンズ】日体大 松本 航選手（濃厚）
- 【広島カープ】報徳学園 小園 海斗選手（濃厚）
- 【ソフトバンクホークス】報徳学園 小園 海斗選手（確定）
- 【東京ヤクルトスワローズ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（確定）
- 【日本ハムファイターズ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（有力）
- 【読売ジャイアンツ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（確定）
- 【オリックスバファローズ】報徳学園 小園 海斗選手（確定）
- 【Ｄｅｎａベイスターズ】日体大 松本 航選手（候補）
- 【千葉ロッテマリーンズ】大阪桐蔭 藤原 恭大選手（確定）
- 【中日ドラゴンズ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（確定）
- 【楽天イーグルス】大阪桐蔭 根尾 昂選手（濃厚）
- 【阪神タイガース】大阪桐蔭 根尾 昂選手（濃厚）
- 【競合情報まとめ】
【西武ライオンズ】日体大 松本 航選手（濃厚）
ゴッドハンド、引退！ 西武渡辺シニアディレクター（SD）がドラフトのくじ引き役から身を引く考えを明かした。
「もう俺に御利益はないから」と苦笑い。6球団が競合した花巻東・菊池（09年）と早大・大石（10年）を引き当てた強運の持ち主だが、昨秋は2球団競合のJR東日本・田嶋を逃した。ドラフト1週間前に台風の中、栃木の佐野厄除け大師を参拝したが、運は向かなかった。“後任”の有力候補、辻監督は「SDが引かないなら…」。1位指名は大学・社会人の即戦力投手が有力。競合となれば、胴上げ監督の強運を発揮する
今季１位で優勝こそしたものの、ＣＳでソフトバンクに負けてしまいました。その原因は投手の差であり、特に先発で計算できる選手が少なく、先発が降りてしまえば不安しかない中継ぎ陣のため、短期決戦でその弱さが露呈してしまいました。
また菊池選手のメジャー挑戦報道がなされており、さらに計算できる先発が少なくなります。このため即戦力ローテは急募であり、安定してい成績を残している松本選手を候補としています。
【広島カープ】報徳学園 小園 海斗選手（濃厚）
広島は１２日、マツダスタジアムでスカウト会議を開き、ドラフト会議に向けて、１位指名の有力候補選手に藤原（大阪桐蔭高）小園（兵庫・報徳学園高）甲斐野（東洋大）の３人が挙がった。松田オーナーは「あとは前日に決める。前日に監督を交えて話をしないと」と述べた。
競合が必至な状況に「どうせ抽選になるんじゃろうから。一本釣りとかを考えられるような幅がない」と悩ましげ。全体では指名候補が約７０人に絞られ、当日は５人程度が指名される見込み。
広島、ドラフト１位は大阪桐蔭・藤原ら３人が候補 松田オーナー「あとは前日に」 - 野球 - SANSPO.COM（サンスポ）
現在小園・甲斐野・藤原選手が候補とされています。その中で甲斐野選手はここ最近救援失敗を連発しており、元々制球が課題とされており先発起用も難しいことからはずれ１位でも残る候補となっています。また外野については野間選手が頭角を現しており、丸選手の動向次第ですが、最優先ポイントかといわれれば怪しいところ。
一方ショートについては田中選手がこれまでレギュラーでしたが、田中選手の跡の選手が出てきておらず、調子が悪いときでも怪我をしたときでも強行出場していました。そんな田中選手も来年で３０歳となり、次代の候補を確保しなければなりません。このため小園選手を有力としています。
【ソフトバンクホークス】報徳学園 小園 海斗選手（確定）
ソフトバンク・王貞治球団会長が２５日のドラフト会議で報徳学園の小園を１位指名することを公表した。
「今年は小園でいく。単独にはならないだろうから、そのときは監督に頑張ってもらってね」と話した。
小園は俊足好打の内野手で、守備も武器。報徳学園では１年春から１番遊撃に抜擢され、甲子園デビューとなった２年春は１回戦で本塁打を放った。今夏の甲子園は２回戦・聖光学院戦で大会タイ記録となるの１試合３二塁打８強入りに貢献。２年連続で高校日本代表入りし、今年のＵ１８アジア野球選手権では１番打者を務めた逸材だ。
◆小園 海斗（こぞの・かいと）２０００年（平１２）６月７日生まれ、兵庫県宝塚市出身。逆瀬台小１年から宝塚リトルで野球を始め、投手と遊撃手。光ガ丘中では枚方ボーイズに所属。報徳学園では１年春からレギュラー。２年春に甲子園４強。今夏の甲子園は８強入りに貢献。２年連続でＵ―１８日本代表。５０メートル走５秒８。遠投１１０メートル。１メートル７８、７９キロ。右投げ左打ち。ソフトバンク・王会長 報徳学園・小園の１位指名を公表 重複の場合は「監督に頑張ってもらってね」（スポニチアネックス） - Yahoo!ニュース
１位指名は報徳・小園選手に決定。ここ数年のＳＢの１位指名は田中正義選手や吉住選手など投手を指名し続けていました。その結果投手は先発・中継ぎともにそれなりに揃っていますが、野手では上林選手は出てきたものの松田選手の後釜が育たず苦労しています。
今年の１位候補の野手は根尾・藤原選手がいますが、外野に関しては１位枠を使うほど緊急性は高くなく、根尾選手に比べると守備面での評価が高いため小園選手を獲得し、将来的な内野レギュラーを埋めていこうという思惑となりました。
【東京ヤクルトスワローズ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（確定）
ヤクルトは２３日、東京・北青山の球団事務所でスカウト会議を開き、小川淳司監督（６１）が２５日のドラフト会議の１位で大阪桐蔭高・根尾昂（あきら）内野手（３年）を指名することを公言した。「根尾選手を１位で指名することを決定いたしました。本当に能力の高い選手だと思っている。将来的に間違いなくスワローズの中心選手になってくれると思う。球団としては野手１本で考えています」と語った。
既に中日が１位指名を公言し、競合となる可能性が高いが「それは当然、覚悟の上です」と説明。抽選となった場合、小川監督がくじを引くこととなった。
ヤクルト、根尾１位決定！ 小川監督「将来的に間違いなく中心選手」 - 野球 - SANSPO.COM（サンスポ）
現在のヤクルト内野は山田選手がいるもののそれ以外のポジションは固定できておらず、特にショートは西浦選手や奥村選手がついていますが定着できていません。起用は野手であることからショートレギュラーとして獲得であり、先発や中継ぎもかなりぎりぎりの状況ですが、それよりもショートを固めることを優先したようです。
【日本ハムファイターズ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（有力）
日本ハムが２５日のドラフト会議で大阪桐蔭高・根尾昂内野手（３年）を１位指名する可能性が高まった。吉村浩ＧＭ（５４）は２２日、札幌市内の球団事務所で取材に応じ「その年のナンバーワンを取る。競合するだろうね」と説明。すでに複数球団が１位指名を公表する二刀流・根尾の争奪戦に参戦する見込みだ。
１７日に都内行われたスカウト会議では、ドラフト候補選手約８０人のうち１位候補を１４人まで絞り込んだ。大渕スカウト部長によれば１位候補には根尾に加え金足農・吉田輝星投手（３年）らもリストアップ。根尾については「（投打）どちらも評価しています。根尾昂を評価しています」と話しており、１位指名の方針を固めた模様だ。ドラフト会議当日までに球団幹部らで最終確認し、正式に決定する見込み。競合になった場合、昨年７球団競合の末に清宮を引き当てた木田ＧＭ補佐が出陣する。
日本ハムは毎年の目玉選手を指名する方針であり、今年であれば大阪桐蔭・根尾選手か金農・吉田選手となります。去年清宮選手を引き当て、今年は投手の目玉として吉田選手を獲得し、投打のエースとして営業をかけることも予想されましたが、日ハムとしては大谷選手の跡をつぐ二刀流として売り出したい思惑のほうが強くなったと思われます。
【読売ジャイアンツ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（確定）
巨人は２４日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を開き、大阪桐蔭の根尾昂内野手（３年）の１位指名を公表した。午前１１時から会議が始まり、約３時間後に長谷川スカウト部長が取材に応じた。「１位は根尾で行きます。（原）監督も含めて映像を全員で確認していただいて、１位はなにがあっても根尾で行くと確認しました」と明言した。
複数球団による抽選は必至で、当日のクジ引きには原辰徳新監督が登壇することも決定。自ら「俺が引く」と立候補したようだ。獲得した際には、投手と野手の“二刀流”も容認する考えも明かし、同スカウト部長は「基本的にはショートですが、本人が投手をやりたいということなら、彼の意向に沿うと監督も言っていました」とまで語った。
ポスト坂本選手の獲得が急務とされており、また左の長距離打者も必要な補強ポイントの一つとなっています。その中で高い身体能力を誇る根尾選手を獲得候補として公言しています。このうえショートとしての起用を予定していますが、本人が希望すれば二刀流も容認するなど、何がなんでも根尾選手を獲得したいようです。
【オリックスバファローズ】報徳学園 小園 海斗選手（確定）
オリックスは２４日、あす２５日のドラフト会議での１位指名選手に、小園海斗内野手（報徳学園高）を指名すると公言した。
小園 海斗（こぞの・かいと） ２０００（平成１２）年６月７日生まれ、１８歳。兵庫・宝塚市出身。逆瀬台小時代に宝塚リトルリーグで野球を始め、光ケ丘中では枚方ボーイズに所属しＵ－１５日本代表。報徳学園では１年春からベンチ入りし、昨年９月には高校日本代表としてＵ－１８Ｗ杯に出場。右投げ。
オリックスも小園選手の１位指名を発表。オリックスのショートといえば安達 了一選手でしたが、難病指定を受ける潰瘍性大腸炎になって以降、復帰こそできたものの１７年・１８年ともに打率はぎりぎり２割という状況であり、年齢も３０歳で新たなショートが必要となっています。
このため１７年はＮＴＴ東日本の福田選手を獲得しましたが、すでに今年で２６歳のため、次代のショート候補は補強候補でした。そこで根尾選手よりも守備評価の高くショートとして計算しやすい選手を小園選手を指名候補としました。
【Ｄｅｎａベイスターズ】日体大 松本 航選手（候補）
ＤｅＮＡは２３日、横浜市内の球団事務所でスカウト会議を行い、２５日のドラフト会議で１位指名する選手を決めた。ラミレス監督は明言せず「１軍ですぐに戦う準備ができている選手を取るかもしれない」と即戦力投手の指名を示唆した。上茶谷（東洋大）らが候補とみられる。
ドラフト会議を最後に退任する高田ゼネラルマネジャー（ＧＭ）が抽選のくじ引き役を務める可能性もある。また、南場オーナーが初めて出席することが決まった。
ここ数年単独１位でドラフト勝ち組と称されるＤｅｎａ。このため先発は潤沢なように考えられていますが、今永選手は今季戦力にならず。石田選手も起用が難しく浜口選手も調子の波が非常に激しいため、 実は先発候補はいるようでいない状態。特に右腕はエースクラスが台頭しておらず、計算できる先発が必要となっています。
このため即戦力右腕を候補とあげており、その中でも安定した成績を残している松本選手を候補としました。万が一競合してはずしても東洋大・梅津、上茶谷選手がいるためそこでも狙うことができます。
【千葉ロッテマリーンズ】大阪桐蔭 藤原 恭大選手（確定）
ロッテは23日、ZOZOマリンでスカウト会議を行い、25日のドラフト会議で大阪桐蔭・藤原恭大外野手（3年）を1位指名すると公表した。
井口監督、山室球団社長、林球団本部長、松本編成部長、永野チーフスカウトと各担当スカウトが出席。午後1時半から約5時間半かけて、じっくり指名方針を話し合った。
井口監督は「走攻守3拍子そろった選手。外野の年齢層も上がってますし、うち（の補強ポイント）に一番マッチしている。西武の秋山くんとか、ああいうタイプになるんじゃないかな」と期待した。
角中、荻野ら30代が主力の外野手は補強が急務。重複指名も「覚悟だけはしておく」と話し、競合した場合のくじは井口監督が自ら引く。
根尾選手の１位指名が上がる中、ロッテは藤原選手の１位指名を発表。高卒ショートとして平沢選手指名した過去がある以上、ここでまたショートを取る余裕はいまのロッテにはなく、特に今年のロッテ外野陣はトレードした岡選手や急造外野の平沢選手を起用している状況であり、若いスラッガー外野手が必要となっていることから、藤原選手を１位指名候補としたようです。
【中日ドラゴンズ】大阪桐蔭 根尾 昂選手（確定）
中日は与田新監督も参加の下、都内のホテルでスカウト会議を開き、大阪桐蔭・根尾の１位指名を再確認した。
１２球団で先駆けて１位指名を公言も巨人やヤクルトも続き、競合は避けられない状況。指揮官は「右手で行きますよ。利き腕ですし、右の方が感覚が分かる」と現役時代、最速１５７キロで鳴らした剛腕でくじを引くことを明言した。
現役時代から勝負ネクタイや勝負パンツを着用しなかったという与田監督は「ルーティンもないし宝くじや競馬もしない」。くじ運については「分からない」としつつも「ドラゴンズの監督になれたこともそうだし、楽天でコーチとしてお世話になった。そういった運は良いので、そういう流れが少しでも出たら」と話した。
実は１２球団の中でも早々に根尾選手１位指名を表明していた球団。ショートは京田選手がいるものの打撃自体は求められているほどのものではなく、内野自体スタメンをつかめている選手が少ないため、今後の中日を担う選手として筆頭に上げられたようです。
【楽天イーグルス】大阪桐蔭 根尾 昂選手（濃厚）
楽天は２３日、スカウト会議が開かれ、立花球団社長、石井ゼネラルマネジャー（ＧＭ）らも参加。石井ＧＭはドラフト会議での１位指名候補について「当日までは分からない」と前置きし、「絶対に野手を１位で行きたいです」と、大阪桐蔭高・根尾を含めた野手３人に絞ったことを明かした。また平石監督はこの日、楽天本社でオーナー報告を行った。（港区）
楽天、根尾ら３人候補 ドラフト１位は絶対野手 - 野球 - SANSPO.COM（サンスポ）
楽天は高卒野手３名に１位候補を絞っています。現在の楽天ショートは藤田選手が高齢となり、１７年に３位で国学院・山崎剛選手を獲得していますが、山崎選手はセカンドのためショート起用は難しく、茂木選手をショートとして起用したことはありますが本職ではありません。このため次代のショートレギュラーが求められており、根尾・小園選手が濃厚となっています。
【阪神タイガース】大阪桐蔭 根尾 昂選手（濃厚）
阪神は24日、都内のホテルでドラフト前日スカウト会議を行い、ドラフト1位指名選手を25日の本番当日に最終決定する方針を示した。
大阪桐蔭・根尾昂内野手（3年）が筆頭格だが、他球団の動向を見定める考えだ。初参加の矢野燿大新監督（49）は「ギリギリまで本当に考えようと。（競合球団が）重ならないようにするのか、それとも行くのか。それはギリギリまで考えようということ」と説明した。
この日は結論が出ず、公表もなかった。佐野仙好統括スカウトも「いろいろ、みんなの意見が出たなかで、最終的に明日、決めていきたい」と話した。
阪神ドラ１選手は当日！競合か回避か…矢野監督長考 - プロ野球 : 日刊スポーツ
阪神はドラフト情報が漏れまくり何を信じていいかわからない球団。現在は根尾選手を有力候補としていますが、当日の他球団の状況で変更するようです。阪神の外野事情を鑑みれば、競合数の低い藤原選手がピンポイントに思えますが、一方でショートレギュラーも北條選手は亜脱臼で送球に影響が出る可能性があり、植田選手もレギュラーとはいえない成績です。このためセカンド起用になることも見越してショート候補も必要となっています。
【競合情報まとめ】
大阪桐蔭・根尾選手：ヤクルト・日ハム・巨人・楽天・阪神・中日（６球団）
報徳学園・小園選手：広島・ソフトバンク・オリックス（３球団）
日体大 ・松本選手：西武・Ｄｅｎａ（２球団）
大阪桐蔭・藤原選手：ロッテ（単独）
まさかの金農・吉田選手の名前無し。どれだけ１位候補がいないのかという年になっています。
