新日鉄住金広畑の右翼手、椎名が自慢の強肩を見せつけて「持ち味を発揮できた」と胸を張った。二回に二塁を欲張った打者走者を刺し、七回には右邪飛でタッチアップした三塁走者を矢のような送球で仕留めた。
打っても3安打1打点の大活躍で、チームの22大会ぶりの8強入りに貢献。24歳の誕生日がいいことずくめとなった椎名は「挑戦者の気持ちを忘れず、次も思い切り戦いたい」と誓った。
【椎名選手の紹介】
2018.4.26 社会人野球 新日鐵住金広畑 椎名潤選手(富士大学) ツーベース
182センチ80キロ 右投げ右打ち
ポジション:ライト・レフト
解禁年:2019年
振り抜くスイングが特徴の大型外野手。富士大ではスタメン起用されることは少なく、数試合の出場に留まっていたものの、新日鉄住金では1番ライト・センターとして起用されています。
投手としても起用された遠投110mの強肩を持っており、50m4秒前半の俊足も持つ。打撃についても振り切るスイングで長打を披露しており、東芝・宮川選手の高めに抜けたストレートを振り抜きセンターの頭上を破る二塁打を打っています。
【指名への課題】
外野手は打撃を評価されてなんぼのポジション。椎名選手は1番として起用はされているもののバットコントロールに優れているわけではなく、守備についてはかなりの強肩を持ってはいるものの、かなり弧を描くような軌道の送球のため無駄があります。下手ではないが改善の必要はあるといった内容となっています。
【指名順位予想】
打撃での率のアピールが足りないことから指名漏れが濃厚となります。強肩と俊足があるため、打撃については本塁打は最重要ではありませんが、やはり打率を残せないことには指名は難しくなります。