読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

フォーム改善で打撃向上の俊足バッター 法政大 宇草 孔基選手 大卒左外野手

法大が4発18得点で東大を圧倒、連勝で勝ち点1とした。
 まずは2番・宇草孔基(4年=常総学院)が1点を追う3回に逆転2ランを右翼席へ。勢いに乗って4回に中前適時打、5回は右前2点打、7回にも中前打で計4安打5打点の爆発だ。「1打席1打席の積み重ねです。状況に応じてですが、チームに3番が2人いるイメージを想定してます」。“恐怖の2番打者”がほくそ笑んだ。

 

法大打線爆発 2番宇草ソロ含む4安打5打点&3番福田3ラン含め7打点&4番伊藤2発4打点― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

 

【宇草選手の紹介】

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185センチ83キロ 右投げ左打ち

ポジション:ライト・レフト

 

 法政大では主に1・2番で起用される左打ちの外野手。50m6.0秒の俊足を武器としており、3年秋のシーズンでは13試合で6盗塁を記録しています。ただ俊足を活かすあまり走り打ちになり単打止まりになっていましたが、4年生に入り監督のもと打撃フォームを改善し長打力が向上。

 3年生までで通算3本塁打止まりだったのにもかかわらず、4年春ではすでに2本塁打を記録。打率もキャリアハイの4割超えを記録しており、細見のバッターながら長打力もつけており、俊足を活かした守備に加え遠投110mとなかなかの強肩で走攻守そろったバッターとして注目されています。


<2019年ドラフト候補>法政大学 宇草 孔基 選手(常総学院):東京六大学野球2019年 春季リーグ戦

【指名への課題】

 左投手が投げる外に逃げる変化球に非常に弱く、外に変化球を投げられると空振りか引っ掛けてゴロということが多くなっています。確かに左打者にとってアウトコースぎりぎりに入るか外に逃げるかどうかを見極めるのは難しいゾーンですが、それでも安易に手を出してカウントを悪くしてしまう点は課題となっています。

 

 決して左投手自体が苦手というわけでなく左投手からもヒットは打てているため、アウトコースのゾーンにも対応できるようになれば左打ちで長打がある選手として指名順位も上がってきます。

 

【指名順位予想】

 今後指名対象になるかどうかは今期より本格的に起用されるようになったライトで安定した守備ができるかどうかという点(3年ではレフトで起用)と、上記でもあげた対左への対応となります。レフトでないと難しいとなれば打力不足で指名漏れとなりますし、1~3番として起用できるかどうかは左右問わず一定の打率を残せることが大事になってくるため、左投手の多くが投げ込めるアウトコースの変化球を我慢できるかどうかになります。

 

 現状のままでは指名順位は6~7位の下位指名候補。大卒の外野手は上位指名クラスでないとたいていは指名漏れとなってしまい、その年にある程度1軍で使える外野手や2軍で外野手が足りていないといった事情があるチームが指名するといったことが多いため、指名漏れの可能性もあります。そのうえ今年は近畿大・谷川選手や早稲田・加藤選手に奈良学園大・菅田選手など左の外野手候補が多い年のため、その分指名優先度も落ちてしまいます・