読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

打撃のよい大型ショート 早稲田大 檜村 篤史選手 大卒右内野手

 

<東京6大学野球早大3-1立大>◇第5週第3日◇13日◇神宮

早大が延長戦の末、立大を倒し、優勝争いに踏みとどまった。初回に加藤雅樹外野手(4年=早実)の先制打で1点を奪った。

だが、2~10回のうち、5イニングで得点圏に走者を進めながら、あと1本が出なかった。4回に追い付かれたため、延長戦に入った。

11回、1死一、三塁で加藤が申告敬遠され、満塁。続く檜村篤史遊撃手(4年=木更津総合)が決勝の押し出し四球を選んだ。

勝つには勝ったが、15安打16残塁の拙攻だった。小宮山悟監督(53)は「はらわたが煮えくりかえってます。『点をやる』と言われているのに、断っている」と切り捨てた。

負ければ、V逸だった。これで勝ち点2。既に自力優勝は消えており、同3の慶大、明大を追う状況は変わらない。同監督は「1試合、1試合、成長はしていると思う。最終週の早慶戦でピークになるよう、指示を出している。課題を1つ1つつぶしながら、良い形で早慶戦を迎えられるようにしたい。首の皮1枚は変わらない。ミラクルが起きるかも知れないと思わせないと」と、チームを引き締めた。

主将の加藤は「投手に感謝しかありません。(点が入らない間は)『守りから』と声を掛け合いました。こういう苦しい試合を勝ちきったらチーム力になる。甲子園に行った時も、苦しみながら勝ち上がり、チーム力が上がりました」と、清宮(現日本ハム)らと戦った早実時代を引き合いに、前向きに話していた。

早大・小宮山監督拙攻に「はらわた煮えくりかえる」 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

 

 

【檜村選手の紹介】

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181センチ78キロ 右投げ右打ち

ポジション:ショート

 

 打撃のよい大型ショート。高校時代より注目選手の一人でしたがプロ志望を出さず早稲田へ進学。早稲田では2年生よりショートスタメンで起用されると3年秋には60打席16安打1HRで打率.327を記録。これがキャリアハイになると思いきや、4年春には36打席11安打1HRで打率.407を記録しており、慶応・柳町選手と立教・山田選手と打率トップを争っています。

 打撃としては右と左を苦手とせず巧打者でありながらインコースをうまく引っ張り長打にもでき、ライト方向への流し打ちでも外野を抜けるパワーを持っています。守備も遠投105mの肩で深い当たりもアウトにしており、送球も安定した堅実な守備が評価されています。

 


東大VS早大⑪ 小宮山監督初陣 ドラフト候補檜村篤史2ラン

 

【指名への課題】

 50m6.5秒とショートとしては足が遅く、ベースランも遅くレフト線ぎりぎりのライナーでも二塁到達のタイミングはぎりぎりとなっていました。現在はショートとして起用できていますが、送球のコントロールなどを考慮すればプロ入り後はサードとして見られる選手となります。しかしサードとしてみる場合の問題となってくるのが長打力。ショートならば十分ですが、より長打力が求められるサードだと物足りなさが残ります。

 またサードとして起用する場合コンバートに要する時間分1軍戦力として見込める時期が遠くなるため、その分指名順位も下がってきます。

 

 

【指名順位予想】

 あくまでショートでなくサードとしての評価であり、サードとしては即戦力とはならず2軍でサードとして鍛えながらの起用となります。このため上位指名は狙いにくい立場にあり、社会人に進みそこでサードとして起用されることで2年後即戦力サードとして上位を狙う流れもあります。このためプロ志望を順位縛り付きで出す可能性はあります。

 ただ現状の指名順位としては5~6位の下位指名候補。守備や打撃は大きな弱点はなくある程度戦力として見込めるため、7~8位のような順位にはならないと思われます。