読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2019年第1回読売ジャイアンツドラフト指名予想【1位~3位】

 今回もやります19年巨人ドラフト指名予想。予定としては今回の第1回、甲子園終了後の第2回、そしてプロ志望届締切後の第3回の合計3回行う予定です。

 指名予想に行く前に今回の指名ルールについて。まずは指名数についてですが、現在の巨人は支配下数は65名・これに対し戦力外候補選手は外国人選手を含め6~7名。新たな外国人補強枠もあるため、支配下枠は60名とし、今回の支配下指名は7名とします。一方育成戦力外候補については3~4名とあまりいないため、育成指名については4名とします。

 またパイロット志望を表明しており野球は大学で終えると明言している慶応大・高橋 亮吾選手などは指名候補から除外します。

 では指名ルールについては以下の通りとなります。・

支配下指名7名。育成指名は4名を予想

②1位については1位・はずれ1位を予想

⓷各順位2名ずつ指名候補を予想

④現時点でプロ志望提出の可能性が低い選手は除外

 

 また今回の指名は過去記事の巨人選手事情の変化を考慮しています。余裕があればそちらにも目を通していただけると幸いです。

 

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【1位指名候補①】明治大 森下 暢仁選手 大卒右腕投手

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 今季no.1即戦力投手として評価される大卒投手。菅野選手の不調や 田口・高田選手といった若手先発の台頭不足といった点からローテが足りない状況となっており、即戦力投手の確保は必須となっています。

 今季は大卒・社会人含め投手は素材型評価が多い中、森下選手は順調に成績を伸ばし即戦力先発として大きく評価されています。

 

 

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【1位指名候補②】星稜 奥川 恭伸選手 高卒右腕投手

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 佐々木選手と並ぶ高卒1位候補の一人。1位指名の高卒選手は佐々木選手か奥川選手かで別れますが、巨人において奥川選手としました。

 理由としては佐々木選手の慢性的な股関節痛と時間のかかる具合です。まず佐々木選手は成長痛による腰痛や股関節痛を抱えています。そんな状態でこれだけ投げているのだから伸びしろは大きく期待できますが、一方でどちらも投球に大きく影響する部位です。奥川選手も地方予選では肩の違和感で一度も登板せず終わりましたが、調整自体はできており投手生命に関わるような怪我ではないようです。

 

 一方投手としての現在の完成度は奥川選手が上であり、特に変化球のコントロールが抜群。コントロールは才能と称されるように、フォームや肉体改造である程度なんとかなりますが、やはりコントロールは投手の生命線。それを高卒の時点ではっきりとわかるレベルのものを持っている奥川選手は比較的早くからローテを期待できるため、かなり時間がかかり育成のバランスが難しい佐々木選手よりもある程度完成形がみえている奥川選手としています。

  

 

【はずれ1位候補①】東邦  石川 昂弥選手 高卒右内野手

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  投手同様求められるのがスラッガー候補の獲得。選抜では投手としての成績も目立ちましたが、本人は野手での指名を希望しています。ポジションとしては野手として守備機会の多いサードかコンバートしてレフトとなりますが、どちらも固定できていないポジションであり補強ポイントとなります。

 

【はずれ1位候補②】東海理化 立野 和明選手 社会人右腕投手

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 JR東日本・太田選手と並ぶ高卒社会人の上位候補の一人。最速152キロにカットボールが武器でまだまだ伸びしろが期待されている選手。太田選手との評価の差は素材評価では太田選手が上ですが、現在の調子やフォームといった点では立野選手が上となっています。

  巨人の投手事情を踏まえれば1位枠を素材枠に使うにはかなりリスクがあります。それこそ佐々木・奥川選手クラスであれば最優先ですが、最低即戦力、もしくはある程度計算できる先発が必要な今、指名候補としては立野選手としています。

 


【JABA九州大会】東海理化・立野和明投手(中部大第一高)2019年5月5日

 

【2位指名候補①】 広陵 河野 佳選手  高卒右腕投手

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 ボールの回転数2500を記録する伸びのあるストレートが武器の右腕投手。174センチとあまり上背はないものの、バランスのよさやボールのキレといった部分を高く評価されています。

 

 巨人はここ数年1~2位で高卒投手を指名しておらず、畠・田口選手もぱっとせずローテの若手台頭が叫ばれています。菅野選手に次ぐ将来のエース候補の獲得として1位とまでいかないが3位までには消えるであろう選手として河野選手を指名候補としています。

  

【2位指名候補②】津田学園 前 佑囲斗選手 高卒右腕投手

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 高卒投手の中で素材評価は佐々木選手とともに挙がる選手の一人。まだまだフォームの粗さや変化球の少なさなど時間がかかる選手ですが、ストレートの伸びとスライダーのコントロールは光るものがあり上位候補の一人となっています

 

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【3位指名候補①】山梨学園 野村 健太選手 高卒右外野手

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 山梨のデスパイネと評される右のスラッガー。今年の高卒スラッガーは東邦の石川選手とこの野村選手が群を抜いています。東邦・石川選手で挙げたように今年の巨人にとって右のスラッガーはまだまだほしいところ。現在はライトを守っていますが、プロではレフトになると思われます。しかし現在の巨人はレフトも固定できていないため指名候補の一人としました。

 

【3位指名候補②】東芝 岡野 祐一郎選手 解禁済右腕投手

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 去年上位候補とされながらまさかの指名漏れとなった右腕投手。大卒社会人だと一年指名漏れするだけでも指名順位に大きく影響しますが、先発として計算できまだ指名漏れ1年目であれば上位指名候補となってきます。今年は指名漏れを糧にウェートトレーニングに取り組み球速を上げてきており完封も記録するなど結果を出しています。巨人としてはもちろん即戦力ローテとしての期待です。

 

 

 

【なぜこのような指名となったのか】

 

 2位については悩んだ部分のひとつ。1位では無理だが2位では消えるだろうという選手にしなければなりません。

 そこでまず1位指名終了時に消えているであろう選手12名を考えます。佐々木・奥川・西・井上・森下・太田・及川・立野・宮川・石川・海野(JFE河野)の12名と考えています。はずれはずれ1位まであるため、宮川選手や海野選手・立野選手に河野と2位のなかで評価が高い選手も含めています。

 

 今回2位指名は高卒投手・内野手、そして大卒捕手が集中する可能性があるため、その中で現在の巨人で求められている次代のエース候補として高卒投手を挙げています。

 3位は右のスラッガーと解禁済の社会人投手。今年は素材評価の高い投手が多い一方即戦力先発に関しては不足しており、無理に今季解禁の選手にいくよりもすでに解禁済となった選手を候補としています。18年ドラフトでもDena3位・大貫選手(大卒3年目)やオリックス3位・荒西選手(高卒8年目)と戦力と見なされれば上位指名されています。このため解禁済選手の中で結果を残している岡野選手を候補としました。

 

次回は4~7位編となります。