読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

コントロールの良さで勝負するホンダの若きエース HONDA 東野 龍二選手 社会人左腕投手

初回の一発に泣いた。2死から四球を与え、盗塁と味方の失策で2死三塁。迎えた岡崎市の4番・田口をカウント2―2と追い込んだものの、内角を厳しく突くつもりのスライダーが甘くなった。「しまった」と悔やんだ時には、打球は左翼席最前列で弾んでいた。

 この先制パンチで相手に主導権を握られてしまった。二、三回は無失点で踏ん張っただけに、悔やまれる一球となった。

 駒大から入社1年目の昨季は、日本選手権の1回戦・JR東海戦で先発した。一時は4点のリードをもらったが、終盤に連打を浴びて降板。チームはタイブレークの末敗れた。

 捲土(けんど)重来を期して臨んだ初めての東京ドームのマウンドで、再び苦汁をなめた。初戦の先発を任されるということは「チームの(勝敗の)責任を背負うということ。勝てるチームには必ず絶対的な投手がいる」。真のエースと呼ばれるために、この日の一球を心に刻みつけた。

初回の一発に泣いた左腕、真のエースへ失投心に刻む ホンダ・東野龍二 - 毎日新聞

 

 

【東野選手の紹介】

 

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175センチ82キロ 左投げ左打ち

変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ・フォーク

 経歴:履正社ー駒沢大ーHONDA

 

 ノーワインドアップから少し足を上げグラブを抱え込むように重心を落とし、テイクバックを小さくして投げるフォームから最速140キロ、常時130前半のストレートを投げ込む左腕投手。コントロールの良さを生かし豊富な変化球で空振りを奪っていきます。

 武器は大きく変化するスライダーに打者の手元で沈み込むチェンジアップをメインに豊富な変化球を使い打者に狙い球を絞らせず打ち取っていきます。特にアウトコースへのコントロールを高く評価されており、アウトコースへの落ちる変化球で左右問わず空振りを奪っていきます。

 ホンダでは主に先発として起用。巨人3軍を相手に7回1失点や大阪ガス相手に1失点完投勝利を遂げるなど先発として実績を積み、斎藤選手(18年阪神4位)の跡を継ぎホンダの先発エースとして成長しています。


【2019年ドラフト候補】東野龍二投手(Honda)のピッチング【2018年日本選手権 2018.11.6】

 

【指名への課題】

 課題となるのは球威のなさ。特にストレートだとこの球威のなさが顕著となり、力を入れた渾身のストレートはなかなかの力は感じられるものの、変化球も含め全体的に球威がありません。

 コースに決まればいいものの、甘いコースにいけば途端にホームランにされてしまっています。あまり球威がないため相手が踏み込めてしまい、中途半端な変化球となると踏み込まれて長打にされています。

 

 左打者相手であれば踏み込める分外の球に手を出して空振りを奪える形となっていますが、右打者相手だとそれが弱点となりアウトコースのスライダーを引っ張られています。

 ストレートの球威があれば抜いた球として空振りを奪えますが、いかんせんストレートの球威があまりないため変化球に合わせやすくなっています。

 

【指名順位予想】

 先発としては一発病持ちタイプであり、指名の鍵は球威アップとなります。対左の中継ぎとしてみるにもストレートの球威は欲しいところ。現状では130前半がストレートの平均球速となっているため、135~140をコンスタントに出せるようにならないと即戦力としてみるには厳しいものとなっています。このため今期は指名漏れの可能性が高い選手となります。