社会人野球のNTT東日本が19日、千葉県船橋市の同社グラウンドで桐蔭横浜大と今季初のオープン戦を行い8―1で白星発進した。
いずれも大卒2年目でプロ注目の3選手が躍動。152キロ右腕の熊谷が6回から2イニングを2安打無失点に抑えれば、153キロ右腕の小又が8回から2イニングを完全投球。打っても保坂が初回に左越え3ランを放った。国学院大時代から故障に泣いてきた小又は「ストライク先行で投げられた。信頼される投手になりたい」と力を込めた。
【保坂選手の紹介】
180センチ88キロ 右投げ右打ち
ポジション:キャッチャー
解禁年:2019年
バットを抱えるように短く持ち、背番号が見えるほど体を捻ったフォームで打つ独特のフォームを持つ8番キャッチャー。キャッチャーとしての能力を高く評価されており、監督からは「投手の良さを引き出せるキャッチャー」と評価されています。
武器は遠投110mの強肩。まだスローイングには少し課題があり弾道が高くなることがあるものの、それでも余裕があるほどのスピードで投げることが出来ています。またブロック能力やキャッチングも問題なくこなせており、守備型捕手として指名候補となっています。
【2018年新人選手/捕手(守備編)】2018/04/05NTT東日本・保坂 淳介#29(宮の原中※栃木ポニー→佐野日大高→中央大)
【指名への課題】
この抱えるようなフォームは普通の打撃フォームよりもバットを振る時間が長くなるため、ありがとうございます。アウトコースに対し巻き込んだヒットを打つことが出来ます。一方振る時間が長いということはそれだけ振り終わるまでに時間がかかるということであり、インコースに対しては振り遅れており差し込まれており、空振りかファールが多くなっています。またアウトコースへの対応に秀でたフォームであるためか難しいアウトコースへも手を出してしまっており、都市対抗では6打数無安打2四死球とヒット0本に終わっています。
またリードに関してもまだ課題を持っており、スライダーが合っていない左打者に対し調子の悪いストレートを連続要求。カウントが悪くなり厳しいゾーンに要求できない状態でスライダーを要求し打たれてしまうといった場面や、タイミングが取れていない打者にストレートを連投しタイミングを合わせられてしまうなどまだ勉強が必要な状況です。
【指名順位予想】
1番手捕手としてみるには打撃の課題がネックとなります。一方で守備やスローイングについてはある程度計算でき、リードについてはなかなか即戦力というものがないため、そこは社会人捕手でもプロ入り後勉強していく部分となります。そのため3番手捕手や計算できる捕手自体が少ない球団にとっての指名候補となります。
指名順位については8~9位の下位指名となります。