読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

常時130台のサイドスロー 北照 桃枝 丈選手 高卒右腕投手

 

高校野球南北海道大会:北照4-0小樽双葉>◇1日◇小樽地区代表決定戦◇札幌麻生

小樽、札幌地区で代表決定戦が行われ、南・北北海道大会(南=15日から札幌円山、北=12日から旭川スタルヒン)32代表が出そろった。

2年連続の夏甲子園を目指す北照は4-0で小樽双葉を下し、5年連続の南大会進出を決めた。エースで4番の桃枝(もものえ)丈(3年)が11奪三振で完封。打っては先制弾を含む2本塁打を放ち今春、敗れた相手にリベンジを果たした。

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171センチの体にリベンジの炎が燃えていた。北照の大黒柱、桃枝が投げて、打っての大活躍だった。直球とスライダーを両コーナーに決め、11奪三振で完封。打っては2本のソロ本塁打を記録した。2回は狙いすました内角のスライダーを左翼席に運ぶ、先制弾をかっ飛ばした。

高校野球で一番楽しかった」。春の悔しさを晴らし、笑みを浮かべた。今春の地区代表決定戦。延長11回9-14で、チームは初めて小樽双葉に敗れた。甲子園に春夏9度出場の強豪校として、2季連続で負けられない意地がある。敗戦後は寮で毎日、相手の試合映像を見て打者のイメージを脳裏に描いてきた。この一戦への思いが強すぎ、前夜は夕食が喉を通らず、睡眠時間もいつもより2時間短かった。

変化を求めた。春季大会後に投球フォームを修正。地面とほぼ水平だった右横手からのリリースポイントを、約20センチ上げた。期間は約1カ月半しかなかったが「何か変わらないと勝てないと思った」。この日の球速は、自己最速を8キロ更新する143キロ。気迫も違った。前回は9回に連打で2点差を追い付かれた。この日も4-0の9回に2死満塁のピンチを迎えたが、最後は三ゴロでシャットアウト。以前は淡々と投げていたが、感情をむき出しにしてナインを鼓舞した。

チームとしても追い込んできた。大会前には3部練習を敢行した。部長時代を含め、18年目の上林弘樹監督(39)は「質、量ともに過去最高にやりました」という。たくましくなったエースの姿を見た指揮官は「桃枝もそうだが、全員が短期間でどんどん成長する。昨年に負けないくらい今年のチームも好き」と目を細めた。

旭川大高2年連続へ好発進 持丸が1発/北北海道 - 高校野球夏の地方大会 : 日刊スポーツ

 

 

 

【桃枝選手の紹介】

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171センチ64キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・チェンジアップ

 

 セットポジションから一度右腕を背中側に大きく回し、そこからサイドスローのように横から投げるフォームから最速143キロ、常時130中盤のストレートを投げ込む右腕投手。コースに投げ込めるストレートと120キロ台の縦のスライダーのコンビネーションで打ち取っていきます。

 他にもチェンジアップを保有しているものの投げている球の割合はストレートとスライダーが全体の8割近くになっており、2種のどちらかに張ればよいため容易に打ちこめるようにも思われます。しかしストレートとスライダーが途中まで同じような軌道で迫るため、抜けたストレートと思い振った球がスライダーで空振りを取られるといった場面も見られました。


【北照】(南北海道)エース桃枝 丈投手を中心とした投手陣 投球練習【2019夏 甲子園練習】

 

【指名への課題】

 コースをつけているストレート、スライダーですがランナーが出てクイックになった途端コントロールが大きく乱れ連打を許すようになります。ボール先行となることが増えるため、ストライクを取ろうと甘めにいった球を痛打され、そこから失点ということが非常に多くなっています。

 

 もともと球種がストレートとスライダーの二つで攻めているため、甘いゾーンに集まるようになれば途端に打ちごろの選手となってしまいます。加えて球数が増えてきてスタミナが減ってくるとボールの抜け率はさらに悪化。高めに集まるようになり失点を止められなくなります。

 

【指名順位予想】

 球種の少なさ、クイック時のコントロール悪化、そしてスタミナが切れてくると連打を受けて失点してしまう課題が先発として計算するうえで大きな問題となります。

 高卒としてみるにも課題が多く、現時点では指名漏れの可能性が高い選手となります。