読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

投手としても起用される強肩外野手 高岡商業 堀 裕貴選手 高卒左外野手/右腕投手

 

第101回全国高校野球選手権があす6日、甲子園で開幕する。島根代表・石見智翠館と第3試合で対戦する富山代表・高岡商は、プロ期待のスラッガー、堀裕貴右翼手(3年)が好調を維持。甲子園初アーチを放って、初戦突破と念願のプロ入りを引き寄せる。7日に旭川大高(北北海道)と対戦する星稜は、奈良・生駒市内で2時間の練習。シート打撃で、チームの本塁打王争いを繰り広げる福本陽生一塁手(3年)と内山壮真遊撃手(2年)がともに本塁打を放ち、好調をアピールした。

 令和初の甲子園1号ホームランを打つべく、快音を連発したのが、高岡商の4番・堀だ。4日は関西創価高グラウンドでフリー打撃を行い、木製バットで高さ約6メートルの左翼フェンス中段を直撃。堀は「調子はまだまだですが、ボールを呼び込み、体重を逃さずに打てました」と好感触。石見智翠館の投手陣を想定し、左右両腕の投手を精力的に打ち込んだ。

 大きな決意を秘めて、甲子園に挑んでいる。富山大会前には、プロ入りを決意し、秋に志望届を出すことを決めた。「プロ選手になることは小さい頃からの夢。チャンスのある時に挑戦したい」。大学進学や社会人の道も考えず、プロ一本に絞っている。高校通算23本塁打の強打に加え、最速141キロの投手としても活躍し、複数のプロ球団が関心を寄せる。あるスカウトは「あの勝負強さは、練習して身につくものではない。突出した能力は、プロで生きていくには大事。甲子園で活躍すれば評価は上がる」と期待を込める。

 兄の圭吾さん(20)も後押しする。富山第一在学時に腰を故障し、甲子園出場を果たせなかった苦い経験を持つ。「野球が出来ることは幸せ。兄には『思い切りやれ』と言われた」。プロ入りを意識し、今春からは週2回、富山市内のトレーニングジムに通い始めた。野球部の練習後、午後8時頃からジムで専門トレーナーの指導を受けながら、関節の可動域を広げ、体幹を強化してきた。

 富山大会での長打率は、驚異の7割1分4厘をマーク。「チームを勢いづけたい。ヒットの延長線上でホームランが出ればいい」と堀。聖地での特大アーチで、悲願の日本一とプロ入りを実現する。

高岡商4番・堀、プロ実現弾だ「調子はまだまだ」 : スポーツ報知

 

 

【堀選手の紹介】

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176センチ82キロ 右投げ左打ち

ポジション:センター・ライト

  変化球:スライダー

 

セットから大きく腕を振るフォームから最速141キロ、常時130中盤のストレートを投げ込む。ストレートと縦のスライダーのコンビネーションで打ち取っていきます。遠投110メートルの強肩を買われ、本格的に投手として練習するようになったのは3年からですが、すでに140キロを超えており、フォームを固めればさらなる飛躍も期待出来ます。

  また打者としては握力68キロのパワーから繰り出される振りきるスイングで、通算19本を記録し4番に座るスラッガー。投手としても期待される強肩で石見智翠館戦ではライトからの好返球で失点を阻止。勝利に貢献しました。


2019年7月13日 高岡商業高校 堀裕貴選手

 

 

【指名への課題】

 まず投手としてはまだフォームも固まっておらず手投げのような不安定なフォームになっています。球種としてもストレートとスライダーが多く、ストレートによる力押しがメインとなっています。まだ投手としての経験も浅く本人は投手として本格起用されるべき可動域を広げるトレーニングにも励み目標は150キロを掲げていますが、現状では育成指名でも投手としての指名の可能性は低くなっています。

 

 また野手としての評価ですが、外野手としての守備はまずまずといったところですが、打撃についてはスイングは力強さはあるものの固さがあり、特に縦の変化球を上手く捉えられていません。パワーがあるだけにそれを上手くボールに乗せられないのが残念な点となります。

 

【指名順位予想】

 高岡商は公立校であり上位指名の可能性も低いため、プロ志望は出さず進学する可能性の高い選手となります。投手としても野手としてもどうしても荒さが目立ってしまいます。

 もしプロ志望を出し指名するとすれば、本人は投手として本格練習を始めていたため、投手としての指名を希望する可能性がありますが、投手としての荒さもあり未知数の部分が多く、今年は高卒投手は候補が多い年であるため指名するならば野手として指名。指名順位としては育成3~4位評価となります。