読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2019年第2回読売ジャイアンツドラフト指名予想【4位~7位】

 

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今回は支配下4~7位指名候補となります。

 

 

【4位指名候補①】智弁和歌山 東妻 純平選手 高卒右捕手

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 174センチと小柄ながら遠投125mという強肩に高校通算23号の長打力も魅力の打てる捕手。宇佐見選手をトレードにより放出し、育成3年目となる高山選手も課題の打撃を克服できず再契約があるかどうかは怪しい立場となっています。

 

 若手捕手が岸田選手しかおらず、小林・炭谷選手の年齢が近いことからも将来的な正捕手候補の獲得は必須となります。東妻選手は身長の低さが高卒としてはネックとなるため4位となっています。

 

【4位指名候補②】三菱日立パワーシステムズ 浜屋 将太選手 社会人左腕投手

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 高卒豊作であった16年高卒組であり、最速148キロのストレートとスライダー・チェンジアップを武器に高い奪三振能力を持つ左腕投手。都市対抗ではトヨタ相手に1回2\3を無失点。さらに関東予選のかずさマジック相手に6回無失点と先発・中継ぎ両面で活躍しています。

 高木・田口・中川・戸根選手と左腕中継ぎは出てきたものの、1・2軍全体で計算できる選手自体は少なく、故障者が出ても調整に時間がかけられない状態です。巨人としては中継ぎとして計算したい選手となります。

 

 

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【5位指名候補①】大阪ガス 阪本大樹選手 社会人右腕投手

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 168センチと小柄ながらコントロールよくコースに投げ込む右腕投手。1年目は先発としてはあっぷあっぷの内容でしたが、2年目になると変化球とのコンビネーションでJFE相手に6回無失点と好投しています。

 ただ先発右腕としては140前半と物足りなさが残り、球種も決して多いわけでもなく角度がありません。このためプロ入り後は中継ぎ起用を見込んでの獲得となります。

 

【5位指名候補②】九州国際大付 下村 海翔選手 高卒右腕投手

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 最速149キロ、制球の良さにフォームのキレイさが評価される九州No.1と称される右腕投手。一方で球速の物足りなさを複数のスカウトから指摘されており、上位指名の可能性は低くなっています。

 巨人としては先発として計算したい選手ではありますが、体をしっかり作る必要があるためすぐに出てくる可能性は低く、当初は3軍で体づくりをメインにしながら2年目頭までには2軍デビューを目標としたいところです。

 

【6位指名候補①】中京学院大中京 藤田 健斗選手 高卒右捕手


【U18日本代表候補 】中京学院大中京の甲斐キャノン・藤田 健斗(主将)打っても甲子園初戦でV打‼

 中京大中京において4番に座る正捕手。3年夏の甲子園では打率4割越え、通算20本塁打超と打撃も期待されている選手。

 捕手としても遠投120mに加え、不後・赤塚・元投手といったタイプの異なる投手をリードしており、捕手能力も高く評価されています。長谷川スカウト部長も山瀬選手と並べて評価している選手であり、捕手の年齢バランスの悪い現状では高卒捕手は補強ポイントです。ただ長打が期待できるタイプでなく、木製バットになれば長打成績は落ち込むため高卒ながら守備型捕手であるため、指名順位は下位となっています。

 

【6位指名候補②】国学院大 吉村 貢司郎選手 大卒右腕投手

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 清水選手卒業後、4年生より本格起用されるようになった大型右腕。最速150キロの角度あるストレートにスライダー・カットボールを武器とします。実績こそまだ少ないものの東都大1部で防御率0.92(シーズン2位)を残しており、青木スカウトも球持ちの良さを評価しています。

 

 ただ大学投手となると大きく話題になるほどの成績を残していないと上位指名の可能性は低いことや、まだ実績が少なく素材型としての評価となるため下位となっています。しかし巨人はここ3年で獲得した支配下大卒・社会人投手は畠選手・鍬原選手・高橋選手・谷岡選手・池田選手・リャオ選手のみ。そのうえこのうち畠・谷岡選手は故障。リャオ選手は戦力外、池田選手は2・3軍を往来する日々となり、1軍で試せる投手自体がいない状態。2軍先発陣も火の車状態であるため、2軍先発要員とし1軍ローテの離脱が出てくる夏ごろに1軍デビューを目指したい選手です。

 

 

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【7位指名候補①】京都翔英 遠藤 慎也選手 高卒右腕投手

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 最速145キロ、コントロールの良さとスライダーが武器で京都No.1と評価される右腕投手。多くのスカウトから体の細さ、球速の物足りなさを指摘されていますが、一方で持ち味のコントロールを高く評価されており、球速が出るようになればプロでも通用するとも評価されています。

 巨人としてはコントロールの良さを評価し先発候補としての獲得。変化球の精度や体の細さといった面で時間はかかりますが、素材面を評価しての獲得となります。


京都翔英 遠藤投手 1/4

 

【7位指名候補②】東洋大学 山田 知輝選手 大卒左外野手

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  もともと投手であったものの肩の故障により3年生に外野手へ本格転向。4年生になりセンター・ライトとして起用されると膝の故障を抱えながら5本塁打を記録。遠投110mの強肩もあるスラッガー候補として名をあげました。

 ただ実績が少ないことと膝の故障の件もあるため、完治していないと指名の可能性は低くなっています。ただ亀井選手に次ぐ身体能力型外野手が少ない今の巨人では補強ポイントのひとつとなります。

 

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【なぜこのような指名となったのか】 

 今年の支配下指名については上位・下位ともに投手中心。中継ぎは補強せず豊作の高卒投手に振り切ってしまうのも一つの手ですが、そうなると現在の中継ぎブルペンへの負担が大きくなりすぎるため、計算できる中継ぎが壊れないようにするためにも中継ぎの枚数を増やすことは必須となります。

 

 現在の2軍先発は高田ー大江ーヤングマンー古川ー戸郷ー今村を中心に横川、沼田、直江選手といった戸郷選手以外の1年目投手がお試しで起用されています。良くいえば1年目からチャンスがもらえていますが、裏を返せば1年目を動員しないといけない投手事情ともいえます。さらにヤングマンが今年戦力外候補であり、古川・今村選手は1軍にも回される可能性があり、高田選手は1軍で中継ぎ待機となる場面も想定されます。

 こうなるとローテはさらに苦しくなるため、2軍先発要員として吉村・遠藤・下村選手といった先発候補を獲得候補としています。

 捕手についても現在巨人若手捕手で支配下登録されているのは今年23歳となる岸田選手のみ。育成の高山・広畑・小山選手はまだ支配下の見込みは低く、高山選手については今年で育成3年目となるため首になる一つのラインです。このため支配下で高卒捕手を1名獲得しておきたいところです。

 

 次は育成1~4位となります。