読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2年にリーグ4本塁打を放った左の大型スラッガー 早稲田大 加藤 雅樹選手 大卒左外野手

 

<東京6大学野球早大6-2明大>◇第3週第2日◇29日◇神宮

開幕から3連続完封負けと苦しんでいた早大が、4番加藤雅樹外野手(4年=早実)の適時打でチームとして今季初得点を奪い、明大に勝利した。対戦成績は1勝1敗となった。

5回2死満塁、加藤は明大先発の伊勢大夢投手(4年=九州学院)から中前に適時打。この打球が内野手のグラブに当たり、コースが変わって外野を転々とする間に、打者走者の加藤も生還。一気に4点を奪った(記録は打点1)。このリードを早大の先発・徳山壮磨投手(2年=大阪桐蔭)が7回まで守り、その後は継投で明大の反撃をかわした。

敗れた明大は、春季リーグ4月20日の立大戦以来(5月25日法大1回戦は引き分け)の黒星となった。

早大が明大に勝利 4番加藤の適時打で今季初得点 - アマ野球 : 日刊スポーツ

 

 

【加藤選手の紹介】

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185センチ85キロ 右投げ左打ち

ポジション:ライト・レフト

 

 早稲田大にて4番にすわる左の大型スラッガー。大きく注目を浴びたのは2年春のリーグ40打数15安打で打率.375で4本塁打を放ちスラッガー候補として名乗りをあげました。

 3年になると打撃不振になり一時は球が外野に飛ばないほどのスランプに陥りますが、4年春になるとタイミングの取り方がよくなり成績が向上。48打数19安打で打率.396で3本塁打を記録しています。

 守備についても遠投115mの強肩を誇り、高校時代は捕手として起用されていたほどです。送球コントロールには課題を残しているものの、高い身体能力と打撃力を誇る大型外野手として注目されています。


<2019年ドラフト候補>早稲田大学 加藤 雅樹 選手<早稲田実高校>【3年】:東京六大学野球2018年 春季リーグ立大戦

 

【指名への課題】

 変化球に合わせるのとタイミングを取るのが上手いほうではなく、三振こそ少ないものの引っ掛けた当たりが多くなっています。甘いコースにはいった球はパワーで長打にすることは出来ていますが、厳しいコースをヒットに出来ていることは少なく、打てる球と打てない球がはっきりしています。また一度スランプに陥るとなかなか復調することが出来ず、3年の間は本塁打は2本のみとなっています。

 守備についてもあまりうまいほうではなく、無難に守れるといったレベル。強肩ではあるものの送球コントロールがいまいちなため、打撃面の評価が重要になってきます。

 

 

【指名順位予想】

 好調と不調を繰り返している状態であり、勝負である4年秋は絶不調に入っています。チームの連敗の原因にもなっており、3本放った4年春のリーグもそのうちの2本は東大から放ったものであり、本塁打でのアピールが不足しています。

 チームではライトを守ってはいるもののプロ入り後はレフトに回される可能性が高く、そうなれば今の成績では打撃面は物足りなさが残ります。即戦力外野手が欲しい球団は加藤選手でなく、柳町選手や宇草選手を取りにいく可能性が高く、加藤選手は2軍起用がメインとなります。

 指名順位としては5~6位の下位候補となります。身体能力は高いものの打撃の不調を改善できておらず、守備も無難といったレベルで2軍でもある程度はライトを試すとは思われるものの、レフト起用となる可能性が高いため、上位指名の可能性は低いと思われます。