読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

落差あるカーブが武器 日本生命 本田 洋平選手 2018年解禁済社会人右腕投手

 

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【本田選手の紹介】


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182センチ80キロ 右投げ右打ち

変化球:スライダー・カーブ・フォーク・カットボール

 経歴:愛知高ー愛知学院大ー日本生命

解禁年:2018年

 

 ノーワインドアップからグラブを肘の高さまで抱えたまま足を上げ、オーバースローの角度で投げ下ろすフォームから最速151キロ、常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。角度あるストレートをメインに落差のあるカーブ、緩い変化のカットボールとの組合わせで打ち取っていきます。特にカーブを変化球の生命線としており、左右問わず内角に投げ込みストライクを奪っていきます。球速こそ平均的なストレートであるものの、角度をつけ膝元に投げ込めるコントロールがあるため見逃しを多く奪えています。

 チームでは主に中継ぎとして起用。先発経験もあるためロングリリーフの役割も担っています。

【指名への課題】

 安定して投げ込めるのがストレートとカーブばかりになるため、低めに合わせてある程度合わせられて痛打されています。球速があまり速くないため長打さえ狙わなければタイミングを合わせて打ちやすく、狙い球も絞りやすいためタイミングの合わせやすさに拍車がかかっています。

 

 カットボールの習得はしたもののまだ精度には課題があり、あまり変化せず甘いコースにいってしまいます。現状では甘く抜けたフォークのような変化となっており、インコースの厳しいところに決まればよいですが、現状では使うには危ない変化球となっています。

 

【指名順位予想】

 年齢も考えれば即戦力中継ぎとして評価されなければなりませんが、球速は140前半と右腕として平均的であり、計算できる変化球もカーブとスライダーと少ないため、即戦力と評価するには武器不足となっています。

 フォークもほとんど見逃されることが多くなっているため、ストレートとのコンビネーションとして使うには膝元にコントロールできるよう精度を上げるか、球速を上げることが求められます。このため現状では即戦力とは見なされず、指名漏れが濃厚となっています。