引用:Yomiuri Giants Official Web Site
2016年に入ってから和田恋内野手(=2013年ドラフト2位)が2軍の試合の中で外野守備につく場面が見られます。和田選手はもともと打撃を評価されての指名でしたが、もともとのポジションだった内野守備がひどく、とても1軍で使えるようなものではありませんでした。
ちなみにNPB公式サイトによると、2015年の和田選手の守備率は
セカンド:守備率.958、
サード:守備率.909
ファースト:守備率.989となっています。ファーストは助っ人外人のポジションになりやすいことから、他のポジションの成績がこれではとても使えないでしょう。
その中でサードは岡本和真内野手(=2014年ドラフト1位)がサードを、セカンドでは今年入団した山本 泰寛内野手(=2015年ドラフト5位)が対等する中で、そのポジションを奪われていきました。山本選手に関しては1軍で結果を出していることもあり、なおさら危機感を持ったのだと思います。
また和田選手の特徴として強肩がありました。キャッチャーコンバートが検討されたほどのものであり、その二塁到達速度は1.78秒。2秒を切れば強肩といわれる中で未経験状態での送球なのだから、その肩は相当なものだと思われます。
巨人 1年目・和田恋を捕手テスト 送球動作で“本職”上回り最速
外野ならばその強肩いかんなく生かすことが出来ます。ただし足が速いタイプではないため、生かすとすればライトがメインになるでしょう。もしこのコンバートが成功すれば、今の巨人に足りない右打ちの外野手が一人誕生し、今後のドラフト戦略にも大きな影響を与えるでしょう