巨人軍は、1位で中京学院大の吉川尚輝内野手の交渉権を獲得しました。2位以下は6選手すべて投手を指名しました。
吉川選手は右投げ左打ちで、俊足、左右に打ち分けるバットコントロールを誇る内野手です。
由伸監督は「スカウトから『野手では今年のナンバーワン』と聞かされていた選手の交渉権を得ることができて、よかったかなと思います。二遊間のどちらも守れると聞いていますし、すぐにでもレギュラーを目指して頑張ってもらえる選手かなと思います。一緒にこれからのジャイアンツ、強いチームを作っていければいいですね」と期待を寄せています。
巨人軍は、1位で最初に創価大の田中正義投手、続いて桜美林大の佐々木千隼投手を指名しましたが、いずれも5球団の競合による抽選で外れ、3度目の指名で吉川選手の交渉権を獲得しました。
2位は近畿大の畠世周、3位・東芝の谷岡竜平、4位・ヤマハの池田駿、5位・創志学園高の高田萌生、6位・二松学舎大付高の大江竜聖、7位・開南大卒(台湾)の廖任磊(リャオ・レンレイ)の各投手です。育成ドラフト会議が20日夜、支配下選手のドラフト会議に続いて都内で開催されました。
巨人軍は、1位で新潟アルビレックスBCの高井俊投手、2位以下で投手3人、捕手1人、外野手3人の計8人を指名しました。
2~8位は以下の通りです。
<2位>
加藤脩平 外野手
磐田東高
<3位>
山川和大 投手
兵庫ブルーサンダーズ
<4位>
坂本工宜 投手
関西学院大
<5位>
松原聖弥 外野手
明星大
<6位>
高山竜太朗 捕手
九州産業大
<7位>
堀岡隼人 投手
青森山田高
<8位>
松澤裕介 外野手
香川オリーブガイナーズ
えー2016年ドラフトが終了。目玉選手はまたパリーグにいくという結果になりました。それにしても、支配下より育成指名のほうが的中率高いってなんだろう・・・
育成的中選手(3/8) 堀岡隼人 青森山田 投手(第3回)
山川和大 兵庫ブルーサンダース 投手(第2・3回)
松澤祐介 香川オリーブガイナーズ 投手(第2・3回)
はい、それでは今回のドラフトを振り返ります。
まず一位の吉川選手。田中選手・佐々木選手をはずしたはずれはずれドラ1となります。特徴しては高い守備力とアベレージヒッター、そして左の内野手となり、セカンドを固定できておらず、1・2番が穴の巨人では実のところ補強ポイントとなります。
次に2位の畠選手。黒木選手・池田選手・星選手をとられたことで残っていた即戦力投手をとったというところでしょう。当初はドラ1候補でしたが、怪我で離脱し復帰こそしましたが本調子とはいえません。横浜の石田選手と似たような境遇の指名となります。しかしその能力は最速154キロとカーブ・スライダーを武器とする本格派右腕。先発だけでなくリリーフとしても期待できます
3位の東芝・谷岡選手。正直なところ下位でとれただろ!と思います。3位で山本由伸選手をとってほしかったです。高卒社会人で21歳と若く、先発ローテ候補として獲得したのでしょう。
4位はヤマハの池田駿選手。主に先発をつとめていますが、現在の巨人で層が薄くなっている左腕先発・中継ぎの補強としての獲得でしょう。148キロの直球とスライダー・カーブ・チェンジアップと左の変化球を抑えており、戦力として期待できるでしょう。
5位は創始学園の高田選手。まさか5位で獲得できるとは思いませんでした。154キロで甲子園を沸かせましたが、変化球が抜けまくり一回戦で大炎上したことで大きく評価を落としたのでしょうか。右の先発、もしくは直球を活かしてのリリーフ候補として獲得でしょう。
6位は二松学舎の左腕・大江選手。この二人の下位指名は結構おいしい指名だと思います。低身長が響いたのでしょうが、低身長の田口選手がローテを守っている巨人では素材と度胸を買っての指名でしょう。先発よりも中継ぎ候補としての獲得かもしれません。
そしてまさかの隠しだま、開南大卒(台湾)の廖任磊(リャオ・レンレイ)選手。なんですかこれ。指名の瞬間頭に「????」が出ました。そして2メートル125キロという衝撃。もはや笑うしかない
ちなみに投手としてはかなりのノーコンのようです。ただマイナーリーグ時にフォームをいじられてコントロールが乱れたという情報もあり、鍛え方次第ではおそろしい選手になるかもしれません。というか野手でみたい
育成も8位とかなり多いので、次回にまわします。なんだかんだで補強ポイントを抑えたドラフトとなりました。無難といえば無難ですが