読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

150キロを超える目玉左腕の一人 亜細亜大 高橋遥人  大卒左腕投手

 

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今秋ドラフト上位候補の亜大・高橋遥人投手(3年・常葉学園橘が6日、東京・日の出町の同大グラウンドで始動した。最速151キロ左腕は「勝てる投手になりたい。軸になる投手は(シーズン)5勝しないといけない」と目標を掲げた。

 入学後に体重は15キロ、最速は9キロアップ。昨年は春秋とも開幕投手を務めると、秋はリーグトップの56回2/3を投げ、同4位の防御率2・38の成績を残した。空振りを取れる直球が最大の魅力。通算2勝ながら、ポテンシャルが開花しつつある。

 この日は阪神など3球団のスカウトが視察。阪神・吉野スカウトは「力投派じゃないのに球速が出る。左ではなかなかいない。制球力がつけば、今永(DeNA)のようになれる」と期待する。

 高校時もプロ志望届を提出した高橋遥。「欲はだんだん強くなってきた」と進路はプロに絞っている。「自分はまだ結果を出していない。戦力になって優勝することが一番のアピールになる」と夢の実現を誓った。

 

 【高橋選手の紹介】

 179センチ74キロ 常総学院亜細亜大 左投げ左打ち

 17年左腕候補は東大・宮台選手や早稲田・大竹選手が注目されていますが、この亜細亜大・高橋選手も注目株の一人。179センチと小柄ながらも左腕で最速151キロを放ち、秋リーグでは東洋大・日大などが所属する強豪東都リーグ1部で56.2回防御率2点台と結果を残しています。


160906 亜細亜大・木浪タイムリー&高橋ゲームセット

 【高橋選手の課題】 

 平均四死球7個台と制球の悪さが課題です。最速151キロですが常時140キロ前半台と中継ぎとしては平均的な球速となるため、制球の悪さも合わせると先発ならともかく中継ぎとしては使いづらいものとなります。

 また16年春までリリーフメインでの登板だったため、先発としての起用は16年秋と経験が少ないのも課題の一つとなっています。先発が出来るかどうかで指名順位は大きく変わるため、17年に先発で結果を残せるかどうかも鍵となります。

 【指名予想】

 先発として計算できるようになれば、はずれ1位もしくは2位上位指名もありますが、現状では素材を評価しての2位もしくは3位上位指名となります。まだ先発としての1年以上の結果の少なさと制球の悪さが足を引っ張っています