読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

巨人オープン戦前半を振り返る  明暗の分かれた選手について

 これまでのオープン戦の内容を見るに、わかってはいたことですが明らかな打力不足が露呈しており、先発も菅野選手がいないとはいえ安心してローテを任せられる若手も新たに台頭できず、早くも暗雲立ち込める状況になっています。

 それを踏まえてのドラフト戦略はまた別の機会とし、今回はオープン戦前半までで明暗の分かれた選手を挙げたいと思います。残念ながら暗が多いですが・・・

 

 まずは明の選手について。投手ならば16年ドラフト3位の谷岡選手及び7位のリャオ選手、そしてカミネロ選手の3人です。

 

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 谷岡選手は2試合2イニング1安打無失点と好投。イニング跨ぎをしていないため、ロングリリーフも試しておきたいところですが、監督も1軍帯同を明言しており中継ぎも薄い状況であるため、少ないチャンスを掴み取った形となります。

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 そしてリャオ選手。日ハム戦にて初登板。ストレートが抜けてフルカウントにする場面はあれど、パワーで押して1イニング無失点。その後2軍にて2試合2イニング2安打1失点。制球の課題や変化球の精度など即戦力とはいえませんが、これからも見ていきたいと思わせる投球内容であり、13日に1軍再昇格が決定しました。

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 決定的なのはカミネロ選手。入団前まではノーコン速球型として伝わっており、メジャーバリバリの選手であったため「これだけの実績で現役なのに日本に来るわけがない。これは修正しようのない問題を持っているに違いない」と予想されていましたが、ふたを開けてみれば5試合無失点無死四球。澤村選手が初球危険球とやらかしたこともあり、新守護神候補に名乗り出ています。

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 育成の篠原選手は阪神戦で初登板。先頭打者に二塁打を打たれるも1イニング無失点。最速140後半とまだスピードが出ていない中での結果ですが、春先に支配下についてはまだ様子見といったところでしょう。

 14日にドラ4の池田選手が1軍登板するため、谷岡・池田選手のどちらかを先発で試して欲しいところです。

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 野手については何と言っても日ハムからトレードで入団した石川選手。21打数7安打3打点打率.333長打率.476と、阪神戦でも唯一の安打を放ち、結果を残している若手の一人です。ただ日ハムファンからの説明の中に「オープン戦は毎年調子がいい」との記述があったため、期待しすぎず見守ろうと思います。

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 岡本選手については当初は打撃で結果を残していましたが、ここ数試合はノーヒット併殺と結果を残せていません。重信選手も足でしか結果を残せていないため、現在のままだと代走止まりでしょう。野手に関しては全体的に不安が漂っています。

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 さて、それでは暗についてですが、投手に関してはまず西村選手です。中日戦では1/32安打2死四球2失点とサヨナラ負けの原因となり、その後の2軍戦でも1イニング3安打3失点と炎上。残念ながら戦力外街道まっしぐら状態です。

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 また谷岡選手と同時期に昇格した江柄子ですが、オリックス戦で1イニング8打者2安打2死四球3失点(1自責点)と成長の兆しなし。30歳と上がり目もなく、よくてトレード、もしくは戦力外候補になっています。

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 今村選手も阪神戦で先発も死四球からの失点と、去年からかわらずの失点内容。何も成長してません。澤村選手にいたっては語る言葉はありません。戸根選手も失点していますが、澤村選手の危険球による緊急、そして内海選手の足の違和感による緊急と不遇な状況での登板が多く、まだ判断しかねる状態です。

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 それでは野手について、はっきりと暗になってしまったのは辻選手。セカンド・ファースト・ショートとスタメン出場なるも打てない・守れないのいいとこなし。吉川尚選手が1軍昇格に向けてイースタン出場中であり、もはやチャンスは残されていないでしょう。

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 そしてマギー&ギャレットの助っ人コンビ。マギーは打率1割、ギャレットにいたっては0割台と助っ人どころか足引っ張り状態。これならば2軍でも好調の坂口選手を1軍で試して支配下も検討したが得策とすら思えます。聞いてる?ガブリエルとったGM

 クルーズ選手がWBCで手首に死球を受けて開幕出場が危ぶまれる状態であるため、なおさら長打力不足になっています。

 はっきりいうと野手みんな暗です。笑えんぞこれ