読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

育成選手支配下期限が7月末に迫る。残る巨人の支配下候補選手は?

 ◆イースタン・リーグ 巨人4―8西武(22日・ジャイアンツ)

 巨人・鹿取義隆GM(60)が22日、G球場を訪れ、イースタン・西武戦を視察。育成選手の支配下登録期限が7月末と残り1週間程度と迫る中、同戦で成瀬、青山ら育成選手がアピールした。

 育成7年目の右腕・成瀬は5点ビハインドの8回に登板し1回1安打無失点。直球は最速150キロをマーク、2三振を奪い「真っすぐで空振りが取れたのは良かった」と振り返った。「6番・中堅」で出場した同4年目の青山は、5回に3ランを放ち「直球をしっかりと仕留められた。ただ、9回の3球での三振は反省したい」と話した。さらに同3年目の捕手・田中貴もマルチ安打を放つなど、各選手が結果を残した。

【巨人】鹿取GM視察で育成選手が躍動…今月末支配下登録期限 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

 

  育成選手の支配下期限は7月末。これを過ぎるとシーズン中の支配下契約は出来なくなります。しかし篠原選手が支配下契約された後、現状の巨人育成選手で7月までに支配下契約される可能性高い選手はおりません。そこで現状の巨人育成選手の中でオフ・来季の支配下候補に挙がる選手を紹介します。

 

 

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 一人目は去年も支配下候補に挙がっていた右腕投手の成瀬選手(25)。最速150キロ超えのストレートとスライダーが武器。育成7年目ですが、毎年の怪我に悩まされ手術経験もあるスペ体質。そのため離脱とリハビリでなかなか2軍実績を積めていない選手となります。

 今期は4試合登板で4回2被安打防御率0.00。防御率はいいのですが、いかんせん毎年登板数が少ないのが傷。中継ぎ不足の現状、支配下候補の一人ですがやはり実績がほしいところです。

 

 

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 二人目は外野手の青山誠選手(26)。写真からもわかる恵体外野手で1年目に躍動するも守備でフェンスに激突。1年離脱するほどの大怪我をおい、16年も3軍出場が主となっていました。今期は3軍でクリーンナップに座り187打数60安打8本塁打で打率.321と結果を残し、現在は2軍で20打数6安打2死球2HRで打率.333ですが、いかんせん2軍での実績が少ないため、今期での支配下の可能性は低いと思われます。今期は2軍で結果を残し、オフシーズンか来季での支配下を狙う形となります。

 

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 3人目は内野手増田大輝選手(24)。守備能力の高い俊足巧打型選手であり、17年は2軍で44打数11安打3四球で打率.282。1本ながら本塁打も出ており、もともと守備評価の高い選手ではあるため、このまま打撃面でのアピールが続けば、現在小技が出来る守備能力の高いセカンドが不足する1軍を現状を考えれば支配下候補になりうる選手です。せめて100打席以上は欲しいところなので、来季のオープン戦あたりで起用され、1軍相手でもある程度打撃成績を残せれば支配下となりうる選手です。

 

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 4人目は外国人投手のアダメス・サムエル選手。193センチの長身で16年よりソリマン選手とともにドミニカから育成契約を果たした右腕投手。今期で28歳のソリマン選手と異なり、23歳と長期的な育成を目的とした若手投手です。

 特徴はサイドスローに近いフォームから投げる常時140超のストレートを武器としており、16年は3軍のみでしたが、今期は中継ぎ→先発とすでに2軍ローテに入っており、18試合登板で57回3勝3敗防御率3点台とまずまずの成績。ただ被安打53と1回1被安打なのが課題の選手。外国人枠の都合で今期支配下はないでしょうが、マシソン・マイコラス選手のメジャー志向なことを踏まえると、来季結果を残せば支配下の可能性もあります。一方でソリマン選手は28歳なのに3軍でも低迷・・・これ戦力外候補ですね。

 去年候補だった坂口選手は3軍でも低迷。田中選手は2軍と3軍を往来している状況で、去年に比べ長打力が落ちています。どちらも支配下候補では厳しそうです。