読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

巨人がフェニックスリーグに派遣する25人を発表。そこからわかる来季の起用が期待できる選手・できない選手

 巨人は6日、みやざきフェニックス・リーグに参加するメンバーを公表した。1軍で21試合、打率3割5分、4本塁打を記録した宇佐見ら25選手。参加選手は変更、途中で入れ替えになる場合があるが、現状のメンバーは以下の通り

 【投手】

 桜井俊貴、谷岡竜平、与那原大剛、高田萌生、大江竜聖、中川皓太、廖任磊(リャオ・レンレイ)、坂本工宜、成瀬功亮、田中大輝、アダメス、メルセデス

 【捕手】

 宇佐見真吾、田中貴也

 【内野手

 吉川尚輝、岡本和真、山本泰寛、柿澤貴裕、辻東倫、増田大輝

 【外野手】

 重信慎之介、石川慎吾、和田恋、青山誠、松原聖弥

【巨人】フェニックス・リーグに宇佐見ら25選手参加 (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 

 フェニックスリーグとは、地方における野球興行と若手選手に経験を積ませることを目的とした教育リーグ。イースタン・ウエスタンを超えた日本球団だけでなく韓国球団や独立リーグの選手とも対戦します。

 

【選ばれる選手の特徴】

「池田 巨人  twitter」の画像検索結果

 そのためこのリーグに派遣される選手は1軍経験のすくない選手が中心であり、そのため16年ドラフト組の中でも今季ローテ4番手として活躍した畠選手や、左の中継ぎとして登板した池田選手は呼ばれていません。つまりこの二人に関してはすでに首脳陣が1軍戦力として計算しており、二人とも怪我明けのシーズンでもあったため休ませることを優先したと思われます。

 

【注目すべき選手】

 ここで見るべきは15・16年ドラフト入団選手。今回選ばれているのは

15年 1位・桜井選手 2位・重信選手 3位・与那原選手 4位・宇佐見選手

    5位・山本選手 7位・中川選手 育成1位・増田選手

16年 1位・吉川選手 3位・谷岡選手 5位・高田選手 6位・大江選手

    7位・リャオ選手 育成4位・坂本選手 育成5位・松原選手 

 

 以上15人。つまりこの年に入団した選手で1軍登板がないのに選ばれていない選手は黄色信号ということになります。特に2年目、大卒・独立リーグ組は危険です。

 

 今年は成績が奮わなかった15年6位・巽選手や、社会人入団ながら未だ1軍登板なしの8位・松崎選手。そして増田選手以外の15年育成ドラフト組は来年奮起しなければ危ない選手になります。

 

「坂本工  巨人  twitter」の画像検索結果

 

 一方で3軍登板が大半で、1年目ながら選ばれている坂本選手と松原選手は経験を積ませたいと首脳陣が考えており、中盤より先発として起用され結果を残している坂本選手。そして363打数117安打で打率.322を残している松原選手は来季2軍での起用も増えることが予想されます。

 

【招集選手でわかる左野手の薄さ】

 今回の野手の中で左打者は宇佐見選手・重信選手・吉川選手・辻選手・柿澤選手・松原選手・田中選手の7人。この中で長打をアピールできているのは宇佐見選手のみ。やはりパワー面で迫力不足感が否めません。

 こうなると今年のドラフトでは強打の左野手は重要な補強ポイントとなります。特に左の割合が低い外野で補強したいところです。