全日本大学野球連盟は3日、「プロ野球志望届」提出者一覧を更新し、侍ジャパン大学代表として今年8月「第29回ユニバーシアード競技大会」で優勝を飾った島田海吏外野手ら7人が公示された。
大学代表で1番打者として躍動し、2大会連続金メダルの立役者となった島田は、俊足が売りの外野手。昨年の日米大学野球でも侍ジャパンのメンバーに選ばれた。島田のチームメイトでもある石井将希投手は、2年春に4勝を挙げ、最優秀新人賞に輝いた。最速145キロを誇る左腕だ。最速149キロのエース右腕、宮川哲投手も揃ってプロ志望届を提出した。
侍ジャパン大学代表の上武大・島田、石井、宮川ら大学生は7人を新規公示 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
【島田選手の紹介】
176センチ74キロ 右投げ左打ち
ユニバーシアードにも選ばれた俊足巧打のセンター。強肩110mの肩と俊足からの高い守備範囲。そしてスカウトからも評価されているバットコントロールが武器。
4年春には脅威の出塁率5割越えを記録し、三振率も1割台とチャンスメーカーとして期待されており、守備・走塁の評価の高さから大学・社会人外野手の中でも上位の評価をするスカウトもある。
2016/6/17 島田海吏 (上武大学) 大学日本代表選考合宿での右三塁打 3年生
【島田選手の課題】
スカウトが注目していた点が打撃の向上。大学通算本塁打は5本以下と長打率の面ではあまり期待できないため、プロのストレートを負けずヒットに出来るかが問われます。
またカット技術よりも出来るだけ怪しいゾーンには手を出さないことで四球を勝ち取っているため、アウトコースからストライクゾーンに入るタイプの変化球にどう対応できるかが課題です。
【指名順位予想】
今季は即戦力外野手が不作であるため、センターもしくは守備固め・代走候補を獲得したい球団が狙う形になります。
ただ成績が波があり、パンチ力の面でまだまだ課題があるため、守備型即戦力として4~5位が指名順位となります。