読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

28日に新たに戦力外を発表。自由契約・戦力外選手から今後の動きを予想

 

f:id:okimono:20171007144706p:plain

松本哲也外野手(33)→現役引退

藤村大介内野手(28)→戦力外→現役引退→球団に残る予定

北篤外野手(28)→戦力外

江柄子裕樹投手(30)→戦力外

乾真大投手(28)→戦力外→12球団合同トライアウト受験へ

長谷川潤投手(26)→戦力外→12球団合同トライアウト受験へ

鬼屋敷正人捕手(26)→現役引退

相川亮二捕手(41)→現役引退

片岡治大内野手(34)→現役引退

村田修一内野手(36)自由契約

堂上剛裕外野手(32)→戦力外

※土田瑞起投手(27)→戦力外

※大竹秀義投手(29)→戦力外

※矢島陽平投手(27)→戦力外

※川相拓也内野手(26)→戦力外

※高橋洸外野手(24)→戦力外

※坂口真規内野手(27)→戦力外

巽大介投手(20)自由契約

松崎啄也捕手(25)自由契約

※成瀬功亮投手(25)自由契約

※田中大輝投手(25)自由契約

高木京介投手(28)自由契約

下町のダル/12球団引退、退団、戦力外選手一覧 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 

 28日に新たに支配下1名、育成6名の戦力外を発表。さらに支配下2名の自由契約も発表されました。成瀬・田中・高木選手の3名は育成契約3年以上、または支配下→育成組なので毎年自由契約となるので省きます。

 おそらく戦力外発表はこれで最後だと思われるため、その内容を考察していきます。まずメンバーについてですが、大方予想通りのメンバーでした。前に語りましたが、若手育成のためにやっかいなのはベテランよりも30あたりの2軍出場組。どうしても若手とポジションを争う形となり、コーチを見据えて若手指導も行うベテランと違い生き残りをかけるためどうしても若返りを阻害してしまいます。

 そのため今回の戦力外では藤村・北・乾などの中堅選手が切られました。特に野手は投手よりも出場枠が限られるため、なおさら切られるだろうと予想されていました。

 

支配下自由契約組について】

 

 今回育成に落とされる見込みが巽・松崎選手。15年ドラフト組で巽選手は長身左腕。松崎選手は強打の内野手として獲得されました。

 しかし巽選手は1年目は左の中継ぎとして登板し結果を残すも、今季は制球が悪く3軍27試合登板で22死四球というノーコン左腕となっています。防御率こそ2点台ながらこれは看過できるものはなく、首脳陣も時間がかかると判断し育成落ちとなったのでしょう。

「松崎 巨人」の画像検索結果

 松崎選手については単純に「お前下位とはいえ社会人野手なのにいつまで3軍暮らしなの?もう首寒いよ?」ということです。本人が捕手志望で捕手登板もしていますが、捕手としてはあまり評価できず、今季の育成で大卒捕手2名獲得を考えると、松崎選手は捕手としては見切られたということです。強打の野手としてコンバート以外の道はないと思います。

 高卒の巽選手はともかく、松崎選手は来年だめなら・・・かもしれません。

 

【意外だった戦力外選手】

「川相拓也 巨人」の画像検索結果

 

 戦力外も概ね予想どおり。ただ川相選手が今季戦力外となりました。川相選手は今季打撃成績が改善し、守備センスが高い選手であるためもう1年見るものと思っていました。

 ただ大卒・社会人内野手大量獲得があり川相選手支配下の意味合いが薄くなったこと。また育成で高卒内野手2名獲得もあるため、高卒起用を優先するための戦力外でしょう。

 また土田選手も自由契約でなく戦力外組となりました。今季も2軍で20試合登板の防御率2点台と好投しており、中継ぎ不足の現状で戦力外にするとは思いませんでした。

 

【今後の動きはどうなる?】

 

 やはり気になるのは一切補強しなかった中継ぎ。鍬原選手をセットアッパーにするとしても足りません。FA中継ぎは宮西・増井選手となりますが、登板過多の宮西選手と劇場型の増井選手を補償有りで取るメリットは薄く、戦力外を初めから計算に入れることも危険です。なら取る手段はオフのトレードとなります。

 捕手・内野手大量獲得ながら戦力外となっていない吉川大・河野選手辺りを駒に守備型内野手、2軍捕手が欲しいところと2対1でトレードをする可能性はあります。大量戦力外で枠はあるため、金銭トレードも十分に考えられます。