読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

2018年に巨人がとるべきドラフト候補選手

 

 

 17年ドラフトは大卒・社会人内野手と捕手の偏重補強となりました。

対して18年はどのようなドラフトで動くのか。来年の選手傾向をふまえながら、内容を考えていきたいと思います。
 
 まず巨人の補強ポイントを確認します。

 

 

【投手について】

「畠 巨人 公式」の画像検索結果

引用:読売巨人軍公式サイト

 先発については、FAで西武の野上選手を獲得も、菅野選手と並ぶエース角のマイコラス選手がカージナルスと契約し、先発に大きな穴が開きました。畠選手が先発ローテにはいる活躍を見せるも、菅野選手も28歳となり、20台前半のローテ選手は田口・畠選手のみ。新加入の鍬原選手に加え今村・宮国選手・中川選手などもまだまだ未知数であり、大江・高田選手もまだ時間がかかるでしょう。
 そのため表ローテとして安定した成績を残せる若手先発の補強は急務。菅野・畠・田口選手の一人でも離脱すれば崩壊するローテ状態は早急に改善しなければなりません。
 
 中継ぎについては
左:池田・森福・戸根・山口選手
右:田原・西村・マシソン・カミネロ・篠原・大竹・澤村選手
 
 今年から大竹選手の中継ぎ起用の可能性も示唆され、先発ローテから漏れた選手が中継ぎローテに入る可能性はありますが、2軍登板が主な戸根選手などを入れてもカツカツなのが現状。そのため17年に1人は社会人中継ぎを補強すると予想していましたが、まさかの獲得0.そのため18年は中継ぎを最低1名必要となります。特に勝ちパターンがマシソン・カミネロ選手と外国人枠のため、日本人で勝ちパターンに使える中継ぎが欲しいところ。
 

 

 

 

 【野手について】

「田中 巨人 公式」の画像検索結果

引用:読売巨人軍公式サイト

 捕手については社会人として岸田・大城選手を獲得。田中選手を支配下昇格し、小林選手を筆頭に20代選手で固まりました。高卒についても高卒社会人捕手の岸田選手が21歳のため、今年は捕手獲得の可能性は低いでしょう。あるとすれば、守備に課題があるも打撃能力の高い、もしくは大型の村上選手のようなコンバート前提タイプの高卒捕手の獲得でしょう。

 

 内野手については大卒の北村選手、社会人の田中・若林選手。高卒では俊足の湯上選手を獲得しました。ただ坂本選手以降2桁本塁打を記録できる自前内野手は出てきておらず、将来的にクリーンナップを担える高卒の打てる内野手は欲しいところ。大卒・社会人ではすでに山本・増田選手もいるため、年齢層が固まる恐れもあり、18年の獲得の可能性は低いです。

 外野手も高齢化が目立ち、17年は支配下指名は村上選手のみ。現状では長打力を持つ左外野手の若手はおらず。長野・橋本選手以外に守れる選手がいないライトは補強ポイント。高卒の打てる左外野手。即戦力外野手1名ずつ欲しいところ。

 よって野手としての補強ポイントは「左のライトを守れる即戦力外野手」と「将来的にクリーンナップを担える打撃評価の高い高卒選手」です。17年に即戦力捕手・内野手を重点的に補強したため、そのポジションの補強の可能性は低く、一方で外野手の補強は支配下では村上選手のみのため、18年は高卒外野手1名と捕手もしくは内野手1名。そして大卒外野手1名は確保したいところです。

 【具体的な指名内容について】

www.giantsdraft.site

  18年ドラフトは「即戦力投手豊作。高卒投手不作、上位候補は多いが絶対的1位は不在」です。そのため先発・中継ぎを重点的に補強し、将来的な4番候補を1人獲得したいところ。

 そこで18年は7名補強として、即戦力先発2、中継ぎ1、素材型大卒投手1、高卒内野手1、高卒外野手1、大卒外野手1と考えます。
 

【指名予想】

1位 八戸学院大・高橋 優貴選手   大卒左腕投手
2位 立命大・辰己 涼介選手     大卒左外野手
3位 国学院大・清水昇選手      大卒右投手
4位 中央学院・大谷 拓海選手    高卒右投手/左外野手
5位 東京ガス・臼井 浩選手     大卒社会人右投手
6位 JX-ENEOS・柏原 史陽選手  解禁済大卒社会人右投手
7位 東海大・横川楓薫選手    大卒左投手
 
 1位、3位が先発枠となり、5・6位が中継ぎ、7位は素材枠となります。一方で野手は即戦力ライトとして辰己選手、左のスラッガー候補として大谷選手としています。