読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

下半身もがっしりとした左腕投手 山梨学院 垣越 建伸選手 高卒左腕投手

高校野球山梨大会:山梨学院12-0山梨>◇8日◇2回戦◇山日YBS球場

 山梨学院のプロ注目左腕垣越建伸投手(3年)が剛腕を見せつけ、初陣を飾った。183センチ、92キロの体格を生かし、初戦は最速142キロのストレート、120キロ台後半のスライダーだけの組み立てで初回先頭から9連続三振ショー。「自分のテンポで投げることだけ。球速にはこだわらず、あえて緩急もつけなかった」と納得の笑顔だった。

 自己最速144キロを更新する感触も得たが「最後までギアは上げなかった」。7点のリードを受け、3回36球で9人を抑えて降板。続投なら、連続12奪三振の県記録更新が濃厚だったが「9連続は初めてですが、他の投手も経験を積めた」と眼中にない。

 昨秋から下半身強化に取り組むと同時に股関節の柔軟性と可動域を広げた。「今もフォームを微調整している。初戦にしては、まあまあかな」。長崎・清峰時代にセンバツを制覇(09年)した吉田洸二監督(49)は、夏3連覇を託す大黒柱に口元を緩めた。

 プロスカウトも熱視線を送った。DeNAは吉田孝司、進藤達哉の両GM補佐ら総勢4人態勢で入念チェックする本気モード。「ゆったりとしたフォームの大型左腕で魅力がある。引き続き、要チェックしたい」(進藤GM補佐)。「スピードはまだまだアップするはず。好印象の左腕」(巨人木佐貫洋スカウト)。

 飛騨高山ボーイズのチームメートで今春センバツV投手の大阪桐蔭・根尾昂(3年)と誓った聖地での再会へ、剛腕の夏が豪快に幕を開けた。

山梨学院・垣越9連続Kにスカウトも熱視線/山梨 - 夏の地方大会 : 日刊スポーツ

 

 

【垣越選手の紹介】

 183センチ95キロ 左投げ左打ち

 変化球:スライダー・チェンジアップ

 

 非常にゆったりと腕を構えながら横手投げに近いフォームから最速146キロ、常時130中盤のストレートを投げる左腕投手。183センチ95キロとかなりの恵体であり、一目でわかるほど下半身ががっしりとしている。

 武器は球速以上に速く感じられるストレート。非常にゆったりとした動きから繰り出されるため、高めに抜けても相手が振りにいってしまう力があり、ストレートを狙いスイングした相手をかわすスライダーとの組み合わせで相手を打ち取ります。

 その恵体も魅力の一つであり、多くのスカウトがこれからさらに球速が伸びると分析しており、本格派になれる素材を持っていると評しています。

 


2018年春季関東大会2回戦 日大三vs山梨学院①

【指名への課題】

 制球が荒く全体的に球が高い。変化球も少ないためストレートに絞られて引っ張られやすく、特にクイック時は高めの球が増えてランナーを貯めてしまう傾向にある。

 またフィールディングもあまりよくはなく、ベースカバーが遅れてアウトを鳥のガス場面も見られ、実績もリリーフや先発しても5回までなどあまりロングイニングを投げていない。残念ながら投手としての技術はまだまだと言わざるを得ず、かなり時間がかかるタイプと思われます。

 

 

【指名順位予想】

 現状の評価要素はその素材の可能性であり、技術面での評価は非常に低くなっています。このため高卒としてもかなり時間がかかるタイプと思われ、指名順位は育成2~3位となっています。