<高校野球長野大会:佐久長聖10-3日本ウェルネス筑北>◇18日◇準々決勝◇松本市球場
佐久長聖が8回コールドで快勝し、ベスト4に一番乗りした。
3点リードで迎えた6回裏に小山忍捕手(3年)が、2点適時打を放つなど3点奪取。先発全員16安打の打線爆発に「6回に2点を取られたがすぐに取り返せた。相手もきっちりとした野球をされるチームなので気持ちを引き締めて臨んだ」と藤原弘介監督(43)。21日の準決勝へ弾みをつけた。
【小山選手の紹介】
183センチ91キロ 右投げ右打ち
ポジション キャッチャー
鉄砲肩と評される強肩が武器の恵体捕手。元々は2番手捕手だったが正捕手だった鈴木選手が怪我によりスタメン起用されると、その強肩を披露し正捕手を勝ち取りました。現在は鈴木選手をレフト起用しながら併用する形となっています。
武器は相手がリードすることも躊躇するほどの強肩。緩い変化球がアウトコースに外れた状態での難しい体勢から余裕をもって捕殺しています。
またバウンド球のブロックが上手く、何度も投手の変化球がバウンドしていましたが、その多くを逸らすことなくブロックしています。
【指名への課題】
長所はある一方、それを潰してしまう短所も持っています。恵体ですがそれを活かせる打撃技術がなく、本塁打もありません。はっきりいってスイングは非常に硬く、来た球をそれとなく振っているだけで、ホームランが打てるとは思えないものとなっており。残念ながら打撃については育成指名すらも難しいレベルとなっています。
また足はかなり遅いため、後進守備状態での併殺でも余裕のアウトになっています。
ブロック能力についてですが、バウンド処理は上手いものの、バウンドすれすれの変化球は後逸してしまうことが多く、一点差で三塁のピンチとなったときには鈴木選手に交代されていました。
【指名順位予想】
大きな課題をいくつも持つ選手ですが、一方で武器も持っている選手。ただ素材を活かしコンバートするにも鈍足がネックとなり、レフトやファーストにするには打撃が問題となります。このため起用は捕手以外厳しいものであり、捕手としても時間がかかるため、指名順位は育成4位~5位となります