読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

鋭いスライダーが武器の小柄な右腕 前橋育英 恩田 慧吾選手 高卒右腕投手

 

第100回全国高校野球選手権大会第9日第3試合(近江4x-3前橋育英、13日、甲子園)前橋育英のエース恩田が九回に力尽きた。無死一、三塁から満塁策をとったところで右脚がつり、いったんベンチへ。再登板直後の初球、この試合の143球目をサヨナラ打とされ「最後は自分がどうにかしたかった」と、顔を上げたまま目に涙を浮かべた。

 3失策と持ち前の堅守もほころび、荒井監督は「できれば守りでミスはしたくなかった」と悔しげ。それでも、例年より個々の能力が低いと見ていたチームの奮闘に「力がなくてもここまで来られた。一つの新たな伝統がつくれた」と手応えを感じ取っていた。

前橋育英エース恩田、九回に力尽きる…目に涙浮かべながらも顔上げる/甲子園 - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

 

【恩田選手の紹介】

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172センチ60キロ 右投げ右打ち

変化球  スライダー・チェンジアップ・カーブ・スローカーブ

 

 セットポジションから常時140前半のストレートを投げ込む右腕投手。その特徴は投球間の短さであり、キャッチャーからボールを受けとるとすぐにセットポジションに入る。このため投球時間が非常に短く、打者が考える余裕を与えません。

   投球自体は左打者にはチェンジアップ、右打者にはスライダーを変化球の軸としてストレートとの組み合わせで空振りを奪っていきます。18年甲子園の完封1番手を記録するなど、小柄ながらもパワフルな投球が持ち味となっています。

 

【指名への課題】

  恩田選手は特徴として本人も自覚するスロースターターであり、序盤の回はストレートはかなりのシュート回転で右打者に当たりかねないほどであり、変化球もすっぽぬけて中々決まりません。制球が定まらないため球数が増えてしまい、ランナーが貯まって苦しい展開となっています。

 

 特に右打者に対して使うスライダーは抜けると甘い球になるか最初からボールとわかるようなもののため、序盤で打ち込まれて規定回にもいけない恐れがあります。

  三回以降になれば制球は安定していましたが、序盤で球数が増えるため5回終了時点で100球を越えてしまい、スロースターターで安定せず、やっと安定したと思ったらスタミナ切れでまた不安定になるという状況が懸念されます。

 

 

【指名順位予想】

 現状ではプロ志望は出さず大学進学が濃厚。夢は救急救命士と語っており、大学では資格の勉強と野球をしていきたいと語っています。そのため救命士の勉強が出来野球の環境も整っている日体大を第一志望としています。

 

第3日(7日)の第3試合で近大付(南大阪)と対戦する前橋育英(群馬)のエース、恩田慧吾投手(3年)はプロ注目の最速145キロ右腕だが、プロ野球選手以上に就きたい職業がある。

 「人の役に立つ仕事がしたい。救急救命士を目指しています」

 事故現場などから病院へ搬送中に、救命処置を行う救急救命士。恩田は幼少の頃、骨折や頭を打ってケガを負い救急車で運ばれたことが何度かある。そこで自分を助け、励ましてくれる救急救命士に憧れを抱くようになった。

 「甲子園にも、幼い頃から出たいと言い続けてきました。去年の夏、スタンドから甲子園で戦う先輩らを眺めながら『来年こそは甲子園の舞台に立つ』と決めていました」と恩田。開会式では「地元の球場よりも、人に囲まれているという実感がありました。緊張する方ではないので、むしろワクワクします」と念願をかなえたことを実感した。

 卒業後は、大学に進学し野球を続けることを希望。特に第1志望の日体大には、昨年の主将である飯島大夢が在籍している上、救急救命士の国家資格を取得するための環境も整っている。

 「プロから声がかかったら、どうする?」と聞くと、「いや、自分はまだまだです」と苦笑。

 「大学野球からプロへの道が開くのなら、そのときはまた考えます。基本的には大学までしっかり野球をやって、救急救命士の資格を取るための勉強もしていきたい」

前橋育英・恩田慧吾投手、夢は「救急救命士」! 大学で野球&資格勉強の“二刀流”目指す 甲子園 - zakzak

 

 このため少なくとも今季のドラフトでは指名候補とはならないことが有力ですが、もしプロ志望を出すのなら現状の評価では7~8位が有力。伸びしろの面よりも大学・社会人にすすみ、小柄ながらもパワーのある即戦力としてスロースターターを改善し、中継ぎ候補として上位を狙えるタイプと思われます。