読売ジャイアンツのドラフト戦略を語る

巨人が取るべきドラフト候補選手、また現状の選手たちの実情から取りうるべきドラフト戦略を語っていく

最速152キロの原石投手 菰野 田中 法彦選手  高卒右腕投手

今秋ドラフト候補右腕の菰野・田中法彦投手(3年)が先発し、球場表示で自己最速に並ぶ150キロを計測。3回を1安打無失点に抑えた。 

 打線はU18高校日本代表の第1次候補に選ばれている岡林勇希外野手(2年)の2打席連続本塁打などで12点を奪った。

 戸田直光監督は「打つ方は良くなってきていたが、それを維持できていた。初戦ということを意識せず、リラックスしてできたと思う」と振り返った。 

【三重】菰野のプロ注目右腕・田中、自己MAXタイ150キロ!岡林は2打席連発― スポニチ Sponichi Annex 野球

 

 

 

【田中選手の紹介】

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 173センチ81キロ 右投げ右打ち

 変化球:スライダー・カーブ・チェンジアップ・スプリット

 

 セットポジションからあまりタメを作らずクセをないフォームから最速152キロ、常時140台のストレートと大きく変化するスライダーが持ち味。様々な変化球は持っていますが基本はストレートで押していく投球となっています。

 身長がないものの球速の伸びはすばらしく、2年春は最速142キロ止まりだったものの、夏には147キロを記録し、3年には150キロ、そしてついに152キロにまで最高球速を伸ばしています。またストレートだけでなく変化球も評価されており、特に縦のスライダーは大きな落差があり、ストレートに並ぶ武器の一つとなっています。

  また打者としても通算29号を記録しており、小柄ながらも152キロを出し打者としても長打を武器としていることから、大卒・社会人と比較しても上位の馬力をと高く評価されている選手です。

  


菰野高校田中法彦(3年春・投球)

 

【指名への課題】

 身長が低いせいで球に角度がなく、球に勢いはあるものの当てられることが多くなっています。ストレート自体も高めに集まりやすく、低めに投げれず角度を作れていないことも当てられやすい原因となっています。

 

 また要となる変化球についても落差のあるスライダーはあまり球速がないにもかかわらずすぐに変化してしまうせいで見逃されることも多くなっています。スライダーの変化も大きすぎるためボールゾーンにまで落ちてしまい見逃しを奪える球とはなっていません。このためどうしてもストレート押しになってしまうため、球数が多くなっており、地方予選の序盤だとストレート押しでもいけていますが、相手のレベルが上がってくると変化球が見逃されるようになり、投球内容がかなり苦しくなっています。

 

【指名順位予想】

 球速と馬力は評価されるものの、ストレート押しでいくには角度がないため変化球の精度アップが求められます。またストレートについても高めに集まることが多く、ストレートも球速はありますが伸びという点にはまだ課題があるため、球速と馬力を評価する形となります。

 このため指名順位としては育成1~2位が候補となります。高卒に期待される伸び代という面については、すでに下半身もしっかりとしており、上背がないことから大きな期待は出来ません。